
蓋井島(ふたおいじま)には、集落の奥の原生林の中に一の山~四の山と呼ばれる神聖な森があります。この「山ノ神」の森で6年に1度催される「山ノ神神事」は、我が国古来の神事の型を伝えるものであり、非常に貴重なものとされています。

山の神を迎える当元家は4つの山毎に代々世襲され、その他の家も何れかの山に属して山の神に奉仕する慣わしで、これを「山の組」と呼んでいます。
神事の準備は島民総出で森の「道づくり」や「山さらい」、祭礼用具の作製等が行われ、神事は古くからの伝承・風習に基づき進められます。
「山ノ神」神事は、山海の豊かな自然の恵みを分かち合ってきた島の人々によって、大切に守り伝えられてきました。
出典:国土交通省「島の宝100景」(http://www.mlit.go.jp/crd/chirit/shimanotakara100kei.html)
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