上甑島、玉石の石垣が残る「たましいの島」

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里町集落一帯にはコンクリートなどを一切用いない石垣が多く残る
里町集落一帯にはコンクリートなどを一切用いない石垣が多く残る

上甑島(かみこしきしま)の里町は、東西を丸みを帯びた玉石の海岸線に挟まれ、集落全体は、その玉石を用いた石垣で囲われています。

甑島列島は、年間を通じて風が強い地域であり、先人達は寄り添うように家々を密集させ、風を流しやすいとされる平屋で寄せ棟の家を建て、その周りを高い玉石垣と生け垣で囲いました。

地元出身の高校生、大学生、島民らによるたましい再生プロジェクトが行われた
地元出身の高校生、大学生、島民らによるたましい再生プロジェクトが行われた

玉石垣は、自然とともに生きてきた人々の暮らしや島の歴史を物語る景観であり、「たましいの石垣」とも言えます。

近年は、交通事情や改築などにより玉石垣は姿を消そうとしていますが、厳しい自然と共にある島の暮らしを象徴する美しい玉石の町並みは引き継いでいきたい景観です。

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