小豆島の農村歌舞伎と千枚田

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肥土山では5月に、山々や田園に囲まれた舞台で演じられる農村歌舞伎
肥土山では5月に、山々や田園に囲まれた舞台で演じられる農村歌舞伎

小豆島(しょうどしま)では、江戸時代に上方歌舞伎が伝わると、多くの集落で五穀豊穣を祈願するお祭りとして農村歌舞伎が始まりました。

古人の大いなる営みの痕跡を継承する「千枚田」

当時は島内に30以上もあった歌舞伎舞台も、今では中山(小豆島町)と肥土山(土庄町)を残すのみ。
中山では、山の斜面に作られた千枚田(棚田)の中心に祀られた中山春日神社の舞台で毎年10月に、肥土山では蛙子池の完成を祝って肥土山離宮八幡神社の境内で芝居をしたのが始まりとされる舞台で毎年5月に歌舞伎が上演されます。
どちらも今日まで一度も途切れることなく集落の人々により伝承されてきました。

山や田畑に囲まれた茅葺き屋根の舞台で演じられる農村歌舞伎では、演者と観客、周辺の農村環境が一体となって魅力ある景観が作り出され、豊かな農村文化が継承されていきます。

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