島の宝100景とは

日本は、大小6,800以上もの島々が連なり、400を超える島に人が暮らしています。
そこには海とのつながりの中で育まれてきた多様な文化や産業を受け継ぐ人々の暮らしが息づいています。

国土交通省都市・地域整備局では、海とかかわる島々ならではの自然や歴史・文化、暮らしなどを映し出した景観を、島に暮らす人々に「島の宝」として再認識していただくとともに、日本の「宝」として多くの方々に知っていただき、島を訪れていただきたいという願いを込め「島の宝100景」を全国に公募し、このほど100景を選定いたしました。

100景に代表される島々の景観を世界に誇るべき景観として、みなさまとともに後世に引き継いでいきたいと思います。

島の宝100景一覧

北海道
1礼文島日本最北端の昆布漁
2利尻島北の島で舞う利尻麒麟獅子
3焼尻島おんこ原生林と羊とアザラシ
宮城
4田代島島の守り神「猫神社」
5宮戸島小正月の鳥追い行事「えんずのわり」
山形
6飛島とびしま天保そば・ごどいも収穫感謝祭
東京
7新島コーガ石の建造物
8神津島漁村伝承文化「建切漁業」
9三宅島正月の伝統行事「船祝い」
10八丈島黄八丈
11父島おがさわら丸「出港の時」
新潟
12佐渡島トキと人が共存する島の環境づくり
13佐渡島外海府・大野亀のトビシマカンゾウの大群落
14佐渡島佐渡の伝統芸能と行事
石川
15舳倉島海女によるケルンの島
16能登島イルカを温かくむかえる島の人々のやさしさ
静岡
17初島受け継がれる知恵と自然の恵み「エビ網」
愛知
18佐久島三河湾の黒真珠
19日間賀島ほうろく祭り
20篠島伊勢神宮に奉納される「御幣鯛」
三重
21答志島八幡神社の神祭
22菅島しろんご祭り
兵庫
23沼島ダンジリ海に突入-沼島八幡神社春祭
24家島家島天神祭
島根
25島後隠岐・島後の舟小屋
26島後隠岐の牛突き
27西ノ島絶景と放牧の調和「牧畑」
28知夫里島輪転式牧畑の名残を残す赤ハゲ山
岡山
29大多府島大多府漁港元禄防波堤
30前島アマモの森
31犬島産業遺産を活用したアートの島
32白石島白石踊
33真鍋島走り神輿
広島
34大崎上島大崎上島櫂伝馬競漕
山口
35周防大島久賀引山太鼓
36祝島石垣の棚田
37牛島藤田・西﨑の波止
38粭島貴船祭
39蓋井島「山ノ神」神事
40見島鬼ヨーズ
徳島
41大毛島
島田島
鳴門の渡船
香川
42小豆島農村歌舞伎と千枚田
43小豆島醤油蔵が続く醤の郷
44豊島大師ゆかりの水「唐櫃の清水」
45女木島オオテ
46本島中世の城下町の面影を残す「笠島のまち並」
47伊吹島イリコの加工
愛媛
48岩城島アマモ実る海
49新居大島秋祭り「夜宮」
50小島しまなみ海道に残る芸予要塞
51興居島船踊り
52中島ミカンの天国
53九島子供牛鬼
高知
54沖の島
鵜来島
石垣・石段とともにある暮らし
福岡
55宗像大島みあれ祭
56沖ノ島神の宿る島「沖ノ島」
佐賀
57高島波にのり、夢もち帰る宝当復路
58加唐島百済武寧王生誕の伝承
59松島暮らしを支える海士の人たち
長崎
60対馬島ツシマハチミツ・蜂洞
61対馬島海照らし「ヒトツバタゴ」と鰐浦地区
62的山大島大根坂の棚田
63小値賀島島のお母さんとの別れ
64宇久島島から育て高級和牛
65中通島アゴ干し
66若松島キリシタン湾洞
67頭ヶ島頭ヶ島天主堂
68椛島大漁祈願。椛島神社例祭「宝来丸の曳船」
69福江島念仏踊り「チャンココ」
70黄島黄島港「石積みの堤防」
71江島江島手作り醤油
72池島採炭技術
73端島昭和の栄華を物語る「軍艦島」
熊本
74横浦島籠船
75通詞島イルカが泳ぐ通詞島
大分
76姫島踊り継ぐ盆踊り
宮崎
77島野浦島活気あふれる瞬間!島野浦神社秋季大祭
鹿児島
78上甑島玉石の石垣が残る「たましいの島」
79種子島昔ながらの黒糖づくり
80種子島種子島に伝わる郷土芸能
81屋久島住民の憩いの場「海辺の温泉」
82竹島竹の子に集う
83硫黄島八朔太鼓踊り
84平島平家ゆかりの島の伝統文化
85悪石島砂風呂
86奄美大島小湊フワガネク遺跡群とソテツ群落
87加計呂麻島諸鈍シバヤ
88与路島涼をよぶサンゴの石垣
89徳之島亀津浜踊り
沖縄
90南大東島海辺の海水プール
91北大東島空飛ぶ「漁船」
92野甫島小さな島の小さな商店
93平安座島サングヮチャー
94奥武島トビーチャを干す風景
95渡嘉敷島魚が泳ぐ町並み
96オーハ島老漁師とサバニ
97下地島民間ジェットパイロット訓練空港「下地島空港」
98竹富島和の中の気「種子取祭」
99西表島島に息づく染と織
100波照間島さとうきび畑

選定概要

選定にあたっては、7名の選定委員による”島の宝100景選定委員会”で選定いたしました。

1)選定にあたっての基本的な考え方

選定数は「100」としました。
なるべくたくさんの島が選定されるよう、1島あたりの選定数は3件までとしました。
また、無人島であっても、人とのかかわりがある島は対象としました。
祭りなど1つの島で同じテーマの景観が多数応募されている場合は、委員の判断によりひとつの景観としてまとめることを認めました。

2)選定方法

各委員の視点で「宝」候補を推薦いただき、各委員の推薦1件を1ポイントとして集計し、その結果と選定にあたっての基本的考え方を踏まえ、選定委員会において100景を決定しました。

島の宝100景選定委員名簿

  • 北見けんいち氏(委員長)
    漫画家、代表作「釣りバカ日誌」等
  • 海津ゆりえ氏
    文教大学国際学部准教授、NPO法人日本エコツーリズム協会理事
  • 加藤庸二氏
    写真家、株式会社ワイドビジョン代表取締役
  • 神崎宣武氏
    民俗学者、旅の文化研究所所長
  • 斉藤 滋氏
    クラブツーリズム株式会社販売促進部顧問
  • 斎藤 潤氏
    フリーランスライター、元「るるぶ情報版」編集長
  • 高野宏一郎氏
    財団法人日本離島センター理事長、新潟県佐渡市長

※委員長を除き、五十音順。
※選定委員の役職は100景選定時のものです。

応募概要

平成20年10月下旬から平成21年1月15日までの約2ヵ月半と短い募集期間でしたが、547件、149島(諸島・群島等での応募6件を除く)の応募をいただきました。

応募者は、島内の個人の方と市町村がそれぞれ160件を超え、団体・法人が約140件、地域外からの応募も約80件いただきました。

今回応募には、景観の写真だけでなく、なぜその景観を選んだか、どのような点から人々の営みが感じられるかなどを記入していただく必要がありましたが、多くの方から「島の宝」への熱い思いがびっしりと書き込まれた応募用紙が届きました。
そのなかから100景を選定する作業は、うれしくも大変な作業となりました。

今回、100景に選定されなかった景観にも優れたものが数多くありました。
応募票を作成し、推薦いただいたみなさまに御礼申し上げますとともに、島への熱い思いに敬意を表します。

出典:国土交通省「島の宝100景」