
2017年11月17・18日に池袋サンシャインシティ内で、全国の島々が一堂に集まる祭典「アイランダー2017」が開催されました。約200島が参加しており、東京で多くの島に触れることのできる大型イベントに参加してきました!
島ごとに多種多様な取り組みや個性を持ち、島への愛が溢れる人たちと交流することで、より一層、島の魅力に惹かれました。
アイランダーとは?
全国の島々が集まり、島の歴史や文化、自然など島の魅力をPRして、交流人口を増やし、U・Iターンを促進。離島と都市がかけ合わさり、島の活性化に結びつけるためのイベントです。
平成6年に初めて開催され、参加する島、来場者数共に年々増加しています。今年も大盛況で、両日ともに会場はたくさんの人が訪れました。
島ごとにブースをかまえて、島のPRや、物産、移住相談など、島の特色を出したブースが設置されていました。めったに目にすることのない、島のものにみなさん興味津々です。体験型のワークショップもあり、子供から大人まで楽しめるイベントです。
カートいっぱいに敷き詰められたみかん!お得な、島みかんの詰め放題もありました。
現地から駆けつけた島の人はもちろん、離島出身者や関係者も、島に関わるたくさんの人が参加しており、島話が至る所で繰り広げられていました。
参加した島の分布図です。北は北海道、南は沖縄、本土の海岸線を中心に、沖合の島、大きな島から小さな島まで出展していました。
島の出展ブースの他には、島の伝統芸能を披露する「アイランダーステージ」、島のグルメを楽しめる「島のグルメ食堂」、島の求人情報を出すハローワークもありました。
アイランダーステージでは各セクションごとに、踊りや演奏、クイズ大会などが催されていました。写真は佐渡島の佐渡民謡が披露されています。
青ヶ島のステージでは、迫力ある太鼓の音が会場中に響き渡っていました。お客さんも思わず立ち止まり、たくさんの観客から大きな拍手が送られました。
会場内には、飲食スペースとして、島のグルメ食堂がありました。
キッチンカーが二台用意され、志摩諸島から「タコ飯orじゃこ飯と伊勢海老味噌汁セット」、隠岐島島前の海士町(あまちょう)から「寒シマメ漬け丼」、1日100食限定の八丈島の「島ずし」が販売されており、島のグルメを楽しみました。
また、グルメについては別記事でレヴューします。
しまステーション
しまステーションは、出演者と来場者のコミュニケーションを重視したステージです。様々なテーマでディスカッションする「しまトーク」、島へ移住した人の講演や、島にちなんだ歌詞のもとに体操を行う「しま体操」を行ったりしました。
しまトークでは、島へ移住した島ガールのリアルについてや、島に外国人を呼び込む島のインバウンドについてなど、幅広いテーマが設定されていました。
リトレンゴも「島の情報とメディア」というテーマの部門で、登壇させていただきました。
リトレンゴの経緯や今後の展開についてプレゼンさせていただきました。
anotherlifeさん、離島経済新聞さん、飛び入り参加でISLAND TRIPさんの四人でディスカッションもしました。各メディア全てそれぞれの特色を持ち、島の情報発信を行っています。
しまトークのグラフィックレコードです。島メディアのあり方について約30分話し合いました。
特に人気を集めたのが、島のゆるキャラが大集合した企画です。各地方、島からたくさんのゆるキャラが集まり、子供達も大興奮でした。
仙台市のゆるキャラ「おむすび丸」。コスチュームが何種類もあるそうです。
五島列島のゆるキャラ「つばきねこ」。五島の名産つばきと誰にでも愛される猫を掛け合わせたそうです。
八重山諸島のゆるキャラ「ピカリャー」。ちなみに隣でゆるキャラを紹介しているのは今年度のミス・八重山の方です。
他にも地域性あふれるゆるキャラが集まり大盛況でした。
アイランダーに参加してみて
取材も兼ねて、様々な島のブースにインタビューをしました。まだまだ知られていない島、過疎化が激しい島、観光地化に成功した島、など多岐にわたり島は特色・課題を持ち合わせていました。
取材した方々は自分の島に対する愛情が大変熱く、しゃべり出すとなかなか区切りが見えませんでしたが、きっとそれだけ島のことを大切に思い、島の魅力を伝えたい、その思いがひしひしと伝わってきました。そして、島のメディアとして今後「リトレンゴ」がどんなことができるのか、考えるいいきっかけになりました。
また、島の方々にリトレンゴを知っていただけた機会にもなりました。全国の島々と一層の連携を図っていきたいと思います。島の皆さん!島の情報どしどし募集中です!!
まとめ
2017年11月17・18日に池袋サンシャインシティ内で開催された、「アイランダー2017」に参加してきました。
普段なかなか会うことのできない島の方々と交流できたり、島でしか手に入らない物産を購入できたり、行きたい島を見つけたり、島につながりをもつきっかっけのイベントでした。
島どうしでの交流もあり、出展者にも新しい発見や交流を生んだようです。
東京でこんなにも多くの島が一堂に介するイベントは他にはありません。少しでも島に興味がある方は、来年参加してみてはいかがでしょうか。きっと島の魅力を発見できますよ。
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