これぞ廃墟の王!『奇界遺産』佐藤健寿氏による写真集『THE ISLAND 軍艦島』発売!

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TV番組「クレイジージャーニー」や写真集『奇界遺産』『世界の廃墟』でおなじみの写真家・佐藤健寿氏の最新刊『THE ISLAND 軍艦島』(朝日新聞出版)が、2018年1月19日に発売されます。

今回のテーマは、長崎県にある世界遺産「軍艦島」。世界中の廃墟をめぐった佐藤氏による、「廃墟の王」軍艦島の写真集です。

What’s 軍艦島?

軍艦島(ぐんかんじま)と呼ばれている端島(はしま)は、長崎県長崎市(旧高島町)にある島で、長崎港から南西の海上約17.5キロメートルに位置しています。明治から昭和の時代にかけて海底炭鉱によって栄え、最盛期には5,267人(1960年、昭和35年)という過密人口に達していました。

1974年(昭和49年)の閉山後、無人島となり廃墟の島となりました。その後、廃墟ブームで脚光を浴びるように。2015年には、「明治日本の産業革命遺産 製鉄・製鋼、造船、石炭産業」の一部として世界文化遺産に登録されました。

“この町には耳をふさぎたくなるほどの静けさがある”

謎多き一編の「詩」に導かれた、新たな軍艦島の光景とは ──

佐藤氏が映し出す軍艦島の姿。写真を通して感じるのは、当時の喧騒と現在の静けさの対比だったりするのでしょうか。

・・・古くはローマの遺跡群から今日の東日本大震災の跡地まで、あらゆる文明=社会はいつか荒廃して自然に帰すことを、実は私たちは、経験的に、あるいは歴史的に、よく知っている。ところが私たちは永続的な進歩という共同幻想を維持することで、この社会をどうにか成立させなければならない。それは文明が本質的に抱えるパラドックスである。だからこの欺瞞からすでに解放された軍艦島に立つとき、むしろ私たちが矛盾だらけの存在であることに気付かされる。そして社会を成立させる幻想と無常の現実との境界に浮かぶ島で、語るべき言葉を失うのだ。

あとがき「幻想と現実の境界に浮かぶ島」より

気になる方は、ぜひ手にとってご覧ください。

著者略歴

佐藤健寿(さとう・けんじ)

写真家。武蔵野美術大学卒。

世界各地の“奇妙なもの”を対象に、博物学的・美学的視点から撮影・執筆。著書に『奇界遺産』『奇界遺産2』(エクスナレッジ)、『世界の廃墟』(飛鳥新社)、『世界不思議地図』『SATELLITE』(共に朝日新聞出版)、『奇界紀行』(角川学芸出版)、『TRANSIT 特別編集号〜美しき不思議な世界〜』(講談社)、『ヒマラヤに雪男を探す』『空飛ぶ円盤が墜落した町へ』『諸星大二郎 マッドメンの世界』(すべて河出書房新社)など。テレビ朝日「タモリ倶楽部」、TBS「クレイジージャーニー」、NHK「ニッポンのジレンマ」、NHKラジオ第一「ラジオアドベンチャー奇界遺産」ほか出演歴多数。

書籍情報

THE ISLAND 軍艦島

書名:THE ISLAND 軍艦島
著者:佐藤健寿
発売日:2018年1月19日
定価:2200円+税
判型:A4判変型・上製 オールカラー112頁
発行:朝日新聞出版

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