1日だけの休日でも疲れをリフレッシュ!東京から約90分の「初島」へ離島旅にでかけてみませんか?

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忙しい毎日を過ごしていると、ある日ふと「とにかくどこか遠くへ行きたい!」という気分になるもの。

でも、休めるのはどうしても1日だけ…。とにかく海を渡ってしまえば別世界感が味わえるのでは?と思い、首都圏から一番近い離島、静岡県の初島に行ってきました。

熱海より30分、海を渡ればそこは小さな別世界

熱海から船でわずか30分という近さの初島。1周約4km、江戸時代から世帯数は変わらず約41世帯という小さな島です。

初島行きの船が出発するのは熱海港。東京駅からは新幹線で35分(ひかり利用の場合)の熱海駅へ、そこからバスを利用し約10分で熱海港に到着。最速でわずか1時間程度ということになります。


初島への船は往復それぞれ9便が運行。ここで注目したいのが、往復乗船券と島の施設利用がセットで割引になるチケットが多数販売されていること。


2月〜3月にかけては「初島漁師の丼合戦(3月16日まで)」を開催中。島内の店舗でオリジナル丼ぶりを楽しめるミールクーポン(1200円相当)と往復乗船券がセットになった「初島丼合戦セット券」が発売されています。通常大人3800円のところ売り場で購入の場合は3410円、インターネット予約ならば3280円とお得なので要チェック。


熱海から初島への船の所要時間は約30分と短時間。まだまだ寒い日が続きますが、しっかり防寒してデッキに出てみるのがお勧めです。前方には記念撮影スポットも用意されています

11月から3月くらいまでは、船の後方にカモメがいっぱい!観光客の与える餌を狙って航行中の船にずっとついて来ます。結構激しく飛び回るので苦手な方は室内で過ごした方が良いかもしれません。

餌をあげたい!という方は、熱海港の売店でかっぱえびせんなどを購入すればOK。ただし、海の方に向かって投げるようにしましょう。うっかり船の中に落としてしまうと、カモメたちが船の中に入ってきてしまいます。指を突つかれたり、頭に乗られてしまうこともあるのでお気をつけて。

「到着したらすぐ」がおすすめ!新鮮な海の幸でお昼ごはん

あっという間に初島港に到着です。港の近くにはスーパーやお土産物屋さん、食堂がズラリ。食堂は海岸沿いと高台に計16店舗。この全ての店舗と初島ピクニックガーデンの計17店舗が丼合戦に参加しています。

メニューはお刺身や海老などを使った定番の海鮮丼だけでなく、漬け丼や煮付け丼、伊豆諸島名物のアシタバを使ったものまであり個性的。その日に獲れた新鮮な魚介をいただけます。

食堂街のお店は全て、20人も入れば満席になるくらいの広さでそれほど大きくありません。特にお昼時の船の到着後は、一気に大勢のお客さんで賑わうため外に並ぶことも。丼合戦は15時には終了してしまうので、島に着くまでにポスターやチラシで食べたいものとお店の場所を決めておき、サッと入れるようにしておくと良さそうです。

こちらは食堂「大西」さんの「特徳オヤジのイカ丼」。歯ごたえのあるイカと磯のりがたっぷり、さらに甘エビやカツオが乗った満足感ある一杯です。セットのところてんは、近隣の豊かな海で育った天草から作られたもの。港の入口に位置するスーパーやお土産屋「やまさ」でお土産として買うこともできます。5月のゴールデンウィークには「ところてん祭り」というイベントも開催されるほどの初島の名物なのです。

春を探しにお出かけ!様々な花がお出迎え

食後は島の中をお散歩してみましょう。結構坂や階段があるので歩きやすい靴がマストです。ところどころヤシの木が植えられリゾートらしさ満点。

チューリップ

2月〜3月にかけては、早咲きの桜や菜の花が見頃を迎えます。有名な河津桜のほか、熱海桜、大島桜、初島桜と様々な種類の桜が植えられており、それぞれピークの時期が異なるので長い期間楽しめます。チューリップや極楽鳥草、菜の花などもキレイに咲いています。

視界は360度!遠くの島に思いを馳せて

初島の絶景スポットは、丘の上にある初島灯台(入場料200円、灯台資料展示館含む)。船の安全を守るという役割を持った灯台は、日本に3000基以上あるのですが、登って景色を楽しむことができるのはわずか15基。そのうちの1つがここ初島にあるのです。それほど高さがないため比較的ラクに上れました。

周囲360度の海、その向こうは西側に熱海や富士山、東側に伊豆大島をはじめとする伊豆諸島の島々。よく晴れた日には房総半島まで見渡せます。阿久悠さんが作詞した初島小中学校の校歌は「地球の丸さを知る子供たち」というタイトルなのですが、その言葉を実感できる開放感です。

左側の大きい島が伊豆大島、隣に見えているのが利島です。さらに天気が良い日は、大島と利島の間にもっと遠くにある三宅島が見えることも。

伊豆大島の上の白い部分は雲ではなく積もった雪だそう。温暖な気候というイメージがある伊豆諸島ですが、標高が758mの三原山ではしばし雪が降ることも。離島の奥深さを感じられます。

ちなみに伊豆大島へは、この日熱海近くですれ違った高速ジェット船「愛」に乗れば熱海から1時間ほど、東京都内からも竹芝桟橋(浜松町駅最寄り)から高速ジェット船利用で最速2時強。こちらもアクセスしやすい近さです。こちらもぜひ行ってみたいところ。

最後は体を温めリラックス!海を眺めて温水浴

比較的暖かな静岡県ですが2月、3月の島はやっぱり寒いもの。散策で冷えた体は、海泉浴「島の湯」で温めましょう。海岸の地下40mからくみ上げた井戸水には大量のミネラルが溶け込んでいるので肌や心のリラックス効果が期待できます。入浴料金は大人900円、タオルセット(バスタオル、フェイスタオル)を250円でレンタルできるので荷物を持っていかなくても大丈夫です。

浴槽、露天風呂は海岸線近くに作られており、遠くを行く船や伊豆大島方面が見えます。青い空と海を眺め、打ち寄せる波の音を聞いてぼんやりと、ただ「何もしない」時間を過ごすとだんだんと穏やかな気持ちに。遠くをよく見たからか、デスクワークで疲れた目の疲れもすっかりほぐれました。

初島から熱海行きの船の最終便は17時50分発。都内へも余裕を持って帰ることができる時間です。わずか6時間ほどの滞在でしたが、すっかり癒されて明日への元気をもらえました。

のんびり日帰り旅ができる初島へ、ぜひ気軽に出かけてみてください。

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Yun
山も海も楽しめて船に乗れる、一度に好きなことが全部できる離島を愛してやまないフリーライター。小笠原諸島・利尻島・礼文島など最果ての島をリピート中。最近気になるのは秘境駅や戦跡をはじめとする廃墟・遺跡。PADIオープン・ウォーター・ダイバーを取得したものの全く潜れていないため、どうにかするのが現在の目標。