長崎 壱岐島にて古事記をテーマにした漫画とアートのプロジェクトが始動!第1弾は手塚治虫氏の名作「火の鳥」をコラージュしたアート作品

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古事記をテーマにした漫画とアートのプロジェクト「COZIKI プロジェクト」が、2018年3月より長崎県・壱岐島を舞台にスタート。

本プロジェクトの大きな特長は、古事記の物語を紹介するのではなく「古事記をモチーフに、新たな神話を創る」をコンセプトとして、人気の漫画家やアーティストが古事記の物語や登場人物をモチーフにした作品=“新たな神話”を制作し発表することです。幅広い世代に知られたベテランから新進気鋭の若手まで様々な漫画家、アーティストやクリエイターの方々が参加し、漫画をはじめアートワーク、写真、イラストなどを制作する予定です。

プロジェクトのクリエイティブディレクターは「CUT」「EYESCREAM」「RiCE」をはじめとする音楽、ファッション、フードなど多くのカルチャー誌を手掛けてきたライスプレス(株)の稲田浩が務めます。アーティストによって制作された作品は壱岐島での展示、グッズ展開に加え、本年秋に発行予定の雑誌での発表など幅広い展開を予定しています。主催は、企画会社 KIRINZI inc.と出版社ライスプレス(株)。参加アーティストは順次発表となります。

古事記に登場する「壱岐島(いきのしま)」とは?

古事記は日本最古の歴史書であり、神話の世界が描かれています。その物語からは日本人が古来から持つアイデンティティや文化を知ることができます。本プロジェクトは古事記を新しいアプローチで紐解き、日本人はもちろん世界に向けて、古事記への興味喚起や古事記の面白さを知るきっかけになることを目的としています。

作品展開の舞台となる壱岐島は古事記の中で、伊邪那岐命(イザナギノミコト)と伊邪那美命(イザナミノミコト)が 5 番目に産んだとされています。神話に登場する月読命(ツクヨミノミコト)を祀る「月讀神社」や猿田彦命(サルタヒコノミコト)を祀る「男嶽神社」など古事記に縁の深い場所が多く存在し、今なお古代の空気を色濃く感じることができることから「神々が宿る島」とも言われています。

壱岐島は、九州の北、福岡から高速船で約1時間のところにある玄界灘に位置する島で、日本の領海や排他的経済水域を保全する目的で2017年4月に施行した有人国境離島法で指定されている、維持していくべき特定有人国境離島のひとつです。こうしたことから本プロジェクトは古事記に縁ある壱岐島の活性化も目的のひとつとしています。

プロジェクトが目指すテーマを体現!手塚治虫氏の名作「火の鳥」をコラージュ

このたび第1弾作品かつリードヴィジュアルとして、手塚治虫氏の名作「火の鳥」をコラージュした作品が完成。手掛けたのは「スター・ウォーズ」や「AKIRA」など様々な作品やアーティストとコラボレーションをしてきたコラージュアーティスト・河村康輔氏。「火の鳥」は漫画の神様・手塚治虫氏が創った誰もが知る壮大な物語です。「火の鳥」には古事記の神様と同じ名前のキャラクターが数多く登場しており、「火の鳥」はその神々をモチーフに手塚治虫氏が作り出した新しい物語だと言えます。

本プロジェクトは古事記をモチーフに新しい物語の創作に挑戦するプロジェクトであり「火の鳥」はまさにプロジェクトが目指すテーマを体現した作品です。こうしたことから河村康輔氏に「火の鳥」によるアート作品の制作を依頼しました。

なお、プロジェクトのスタートにあたりクラウドファンディングを3月下旬から開始する予定で、支援者にはオリジナルグッズや雑誌の創刊号、限定品やイベントへの参加など希少なリターンが用意されます。

参加メンバー紹介

クリエイティブディレクター:稲田浩(いなだ・ひろし)

1969 年、大阪府生まれ。カルチャー誌「H」「CUT」、洋楽誌「rockin’on」などの編集を手掛け、2004 年にカルチャー誌「EYESCREAM」、2011 年にファッション&ジャーナル誌「SPADE」を創刊。2016 年、フードカルチャー誌「RiCE」を創刊。2018 年 2 月、ウェブメディア「RiCE.press」をロンチ。

<コメント>
この度ご縁をいただいて壱岐の地を踏みしめました。よく歩き、走り、風を感じ、海に抱かれ、美味しく食べ、湯に浸かり、ぐっすり眠ることができました。初めてのはずなのに、そんな気にさせないほどしっかり受け止めてもらえる懐の深さ。地理的にそれほど広くないはずなのに、太古から島に漲る清澄な気の流れ、住まう人々の優しい心根と度量の大きさーー。友人、知人、いろんな才能のある方々、みんなを壱岐に呼びたい、誘いたい。そんな風に思いました。新しい雑誌(メディア=器)を立ち上げることで、古事記の時代から現代、未来を貫くコンテンツの力を示せたら。それができるのは、きっと壱岐だから(Because IKI)です。

アートディレクター:河村康輔(かわむら・こうすけ)

グラフィックデザイナー、アートディレクター、コラージュアーティスト。「ERECT Magazine」アートディレクター。グラフィックデザイナーとして 多数のアパレルブランドにグラフィックを提供、コラボレーションTシャツを制作している。他にもライブ、イベント等のフライヤー、DVD・CD のジャケット、書籍の装丁、広告等のデザイン、ディレクションを手掛ける。コラージュアーティストとして、様々なアーティストとのコラボレーションや国内海外での個展、グループ展に多数参加。代表的な仕事に「大友克洋GENGA展」メインビジュアル、「ルミネ×エヴァンゲリオン」広告ビジュアル、アートディレクション、デザインなど。2017年、大友克洋氏と共作で「INSIDE BABEL」(ブリューゲル「バベルの塔」展)を制作。渋谷PARCOアートウォール企画「AD 2019」で大友克洋氏と「AKIRA」を使用したコラージュ作品を発表。
2018 S/S adidas Originals and United Arrows & Sons collaborative collection のグラフィックを担当。

特別協力:手塚るみ子(プランニング・プロデューサー/手塚プロダクション取締役)

漫画家・手塚治虫の長女。成蹊大学卒業後、広告代理店 I&S に入社。SP企画・制作に携わった後、フリーとなり、手塚作品をもとにした企画・タイアップのプロデュース、コーディネーション活動を始める。2003 年に音楽レーベル「MUSIC ROBITA」を設立し、「鉄腕アトム」トリビュートCD『Electric-Brain feat.ASTROBOY』はじめ、システム7との共同制作『PHOENIX』、『手塚治虫 その愛した音楽』などを制作・リリースしている。また ABC ラジオ『EarthDreaming~ガラスの地球を救え』の番組パーソナリティも務める。手塚治虫記念館での『忌野清志郎展』『手塚治虫のヒロインたち展』、また吉祥寺のギャラリーにて『手塚治虫美女画展』や『手塚治虫文化祭~キチムシ』など新機軸の企画展をプロデュースすることでも話題。著書に『オサムシに伝えて』『こころにアトム』『定本オサムシに伝えて』、共著『ゲゲゲの娘レレレの娘らららの娘』がある。

企画協力:戸矢学(とや・まなぶ)

1953 年、埼玉県出身。國學院大學文学部神道学科卒。歴史作家。著書に『ツクヨミ・秘された神』(河出書房新社)、『深読み古事記』(かざひの文庫)、『三種の神器 天皇の起源を求めて』(河出文庫)、『陰陽道とは何か』(PHP 新書)、監修に『まんが古事記』(講談社)など多数。

<コメント>
壱岐は、神々のふるさとです。月読命にまつわる最も古い伝承もあるところから、縄文の神が立ち現れた島であると、私は考えています。この聖なる島の「よみがえり」に情熱を捧げる KIRINZI の若き力に、新たな地平を切り開く可能性を私は感じています。これまで私は古代にばかり目を向けていましたが、彼らによって未来へと視界が開かれる思いです。プロジェクトが、これからどんな形に昇華されてゆくのか、私もわくわくしています。

(注)手塚治虫、手塚プロダクションの「塚」は旧漢字が正式表記となります。

<プロジェクト公式サイトおよび SNS>
・公式サイト: http://www.coziki.jp
・ツイッター: https://twitter.com/cozikiisland
・インスタグラム: https://www.instagram.com/cozikiisland
・Facebook: http://www.facebook.com/cozikiisland

「COZIKI」には「古事記」「COZ(Because)+IKI(壱岐)」「COSMIC(広大無辺な)」の意味が込められています。

古き歴史と文化を持つ壱岐島を舞台にしたアートの新たな取り組みとなる本プロジェクト。今後の動向も見逃せません。

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