カヌーでしか行けない!?西表島人気スポット「ピナイサーラの滝」ツアー体験記

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沖縄県は石垣島からさらに船を乗り継いでやっと到着する西表(いりおもて)島。

実は石垣島よりも広く、沖縄では本島の次に大きな島となっています。

その西表島で最も人気のスポットが「ピナイサーラの滝」。今回は筆者が参加したツアーの詳細についてご紹介します。

ピナイサーラの滝に行くには、ツアー参加が必須!

西表島は、石垣島周辺(八重山諸島)の中でも特に緑が深い点が最大の特徴となっています。そのため、島内で人気のアクティビティは海のものだけではなくリバークルーズやカヌー(カヤック)など、川であったり島の内部へ進んで行くものが多いのです。

その中でも最も人気のあるスポットがピナイサーラの滝です。ピナイサーラの滝は西表島内ではもちろんのこと、沖縄県内で最も落差のある滝で、西表島へ行く大半の方が訪れています。

ピナイサーラの滝へ行くには、クルーズなどはなくツアーに参加してガイドさんと一緒にカヌーを漕ぎ、さらにトレッキングをして行く方法しかありません。ツアーの内容は、会社によって滝壺と滝上に行くものであったり様々なものが用意されています。

今回筆者はピナイサーラの滝を見て由布島へも行くことができるという贅沢なセット「マングローブカヌー&由布島水牛車観光」のツアー西表島サニーデイさんにお願いしました。

ツアー参加時には何が必要?

ツアーに申し込むと、朝お宿にガイドさんが迎えにきてくれます。(西表島に宿泊していない場合は港などでの待ち合わせのことも。)そこからカヌー乗り場の近くまで連れていってもらい、数分歩くと乗り場に到着。

ここから早速カヌーに乗り込んでツアーの始まりです。とその前に、ツアーに参加する際の服装と用意するものに関して簡単にご紹介しておきます。

ツアー中は濡れる可能性が多分にあるため、まずは濡れてもいい格好で。なおかつトレッキングやカヌーをするので動きやすい服装。あと、日差しが強いことが多いので帽子は必須で、サングラスもあると尚良いです。

詳細は西表島サニーデイさんのHPにも載っていますので、こちらを参考に準備してみてくださいね。また予約時の電話でも丁寧に教えてくれるので、心配なことがある場合は電話で相談してみましょう。

ツアー参加時に用意するものといえばこれくらいで、あとはレンタルのもので全て揃います。カヌー関係のものはもちろんのこと、レインウェアや防水靴、そして防水バッグも使わせてもらえますよ。

上の写真がそのバッグです。これにきちんと入れておけば万一カヌーがひっくり返ったとしても荷物は濡れずに済むとのことなので、貴重品やカメラなどはこちらに入れておきましょう。

なお、ツアー中は要所要所でガイドさんが撮影をしてくれるので、無理に自分のカメラやスマホを使う必要はないかもしれません。ツアー終了後にすぐデータをもらうことができますよ。

カヌーで島の内部へ

では、ツアーの内容に戻りましょう。カヌーの漕ぎ方は、前への進み方・曲がり方・止まり方と3種類覚えられれば基本的には大丈夫。

最初の内は慣れない動きに戸惑うかもしれませんが、実際に体を動かしながら少しずつ覚えていけばそれほど難しくはありませんのでご心配なく。

カヌーで進み始めるとすぐに左右はマングローブの景色に。この写真のようにマングローブのすぐ近くまで寄って行くこともできますよ。

西表島では日本で見られる7種類のマングローブ全てを見ることができます。ヤエヤマヒルギ・オヒルギ・メヒルギなど少しずつ特徴が違っていて、全てガイドさんが説明してくれるので一つずつチェックしてみてくださいね。

種類によって育つ場所が少しずつ異なるので、川を進んで行くに連れて微妙に景色が変化していくところも注目ポイントの一つです。カヌーを漕ぎながらにはなりますが、ぜひ周りの風景も楽しみながら進んで行きましょう。

20分ほど漕いで行くと正面に滝が見えてきます。これがピナイサーラの滝。今回のメインスポットです。ここからではまだかなり遠くに見えますね。

西表島では雨が降った後にだけ現れる滝もいくつかありますが、こちらのピナイサーラの滝は常に流れ続けていて、海沿いの国道などかなり遠くからでもその姿を見ることができます。

寄り道も楽しい!トレッキングで滝壺を目指す!

滝が見え始めてからもう少し漕ぐと、カヌーゾーンは終了。そこからはトレッキングが開始となります。

まずは滝壺に向かって歩き始める前に少しだけ寄り道とのこと。滝壺とは違う方へ向かいます。

歩いているととても立派な木がいくつも立っていることに気がつくと思います。こちらはサキシマスオウノキという木で亜熱帯に生育している種類の植物です。特に目立っているのはその足元の部分。

これは板根(ばんこん)というもので、その名前の通り板状になった根っこのことです。なぜこんなにも大きな根が地上に出ているかというと、この辺りは表土が浅く根を深く張ることができないため。

地中に張った根が浅い場合、それだけでは木が大きくなると支えきれなくなってしまう、ということでこういった形で地上に板状の根を張ることで倒れないようにしているのです。

この周辺でも最も大きいものが奥にそびえているのですが、人と比較すればその根の大きさもわかるかと思います。こちらの板根は1年で1cm伸びると言われており、その高さを見ればその木の樹齢がわかるとのこと。この木の場合で言えば2m近くあるので樹齢200年程だと推測されます。

寄り道が終われば、滝壺までのトレッキングが始まります。20分ほどの道のりは緑が鬱蒼としてはいますが、それほど激しいアップダウンもないので、トレッキング初心者でも歩くことができますよ。この辺の岩は砂岩ばかりでルート上に足跡が残っているところも多いので、ガイドさんの後や足跡をなぞるように進むと歩きやすいのでオススメです。

途中にはまたしても大きな木が。こちらは先ほどのサキシマスオウノキとは違いアカギとなります。こちらもとても立派なのでぜひ注目してみてくださいね。

大迫力!ピナイサーラの滝についに到着!

そして歩くこと30分ほど、ピナイサーラの滝に到着です。沖縄県最大落差のこちらの滝、54mも上からの水が一直線に落ちてくる様子は大迫力。特に筆者が訪れた日は前日に雨が降ったためかなり水量も多く滝壺近くに行くだけで水しぶきに襲われるという事態に。

写真を撮っているとすぐに水しぶきが!カメラやスマホなどが防水でない場合は充分にお気をつけくださいね。

もちろんこちらでも撮影してくれますので、無理せず撮ってもらいましょう。ちなみに、夏場の晴れた日にはこの滝壺で泳ぐことも可能です。沖縄県ナンバーワンの滝のしぶきを受けるのも気持ちいいでしょう。また水量がこれほど多い日でなければ滝上に行くこともできます。(滝壺&滝上トレッキングツアーを選択した場合)

とはいえこの日は1年で最も寒い2月で、しかも雨の翌日。もちろん滝壺に入ることも不可能なので、来た道を折り返します。

お昼ご飯には、なんとあの名物が登場!

ここからは帰り道ですが再びカヌーに乗る前に昼食タイムです。水量次第ではピナイサーラの滝付近で食べるそうですが、この日はびしょ濡れになってしまうので先ほど少し寄り道したサキシマスオウノキがいくつも立っている場所で食べることになりました。

なんとお昼ご飯はその場でガイドさんが調理してくれます。アウトドア飯グッズを使いこなし、サクサクと料理が出来上がっていきます。その間に筆者はサキシマスオウノキの撮影をしていました。

かなり広範囲に板根が広がっているので、少し難しい被写体ですが撮り方によってはとても生命力溢れる一枚が撮れると思います。ぜひ色々な場所・アングルから狙ってみてください。

では、お昼ご飯が出来上がりました。自家製のトロトロに煮込まれたソーキの入った八重山そばは絶品!

味自体ももちろんですが、この大自然の中でいただくことができるというのがさらに贅沢で美味しさアップにつながっています。アウトドアの醍醐味の一つは外メシとも言えるかもしれませんね。この日は少し寒かったこともあり、温かいお出汁が身体に染みました。

水位が変わった帰り道にも注目

では、お昼ご飯をいただきましたらカヌーに再度乗り込み帰り道です。行きとは少し水面の高さが変わっているのがわかるでしょうか。先ほどより水面が下がり、マングローブの根っこ部分が多くの場所で見られています。

枝の下も通りやすくなっているので、少し入ってみたりするとまた違った景色を見ることができますよ。そんな時間帯における景色の変化にも注目しながら川を下っていってみましょう。最初よりカヌーの動きにも慣れてきていると思うので、自由に動き回りながらマングローブが彩る水路を楽しむことをオススメします。

そして、30分ほどで最初にカヌーに乗り込んだ場所に到着。駐車場まで歩き、今度は由布島に向かいます。

由布島編は次回の記事でご紹介します。

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