
田代島とは?
田代島(たしろじま)は、宮城県石巻市に属しており、牡鹿半島の東部にある島です。周囲は約11.5kmで、人口は100人ほどの小さな島です。昭和54年に南三陸金華山国定公園に指定され、雄大な自然がそのまま多く残っています。東日本大震災後には三陸復興国立公園にも指定されています。気候は温暖で、寒暖の差が少なく、厳冬の期間でも、月平均気温が0度以下になることがないなど、一年を通じて過ごしやすい気候で、雪もそれほど降りません。島内には南部の仁斗田地区と、北部の大泊地区の2つの集落があり、島民のほとんどが漁業に従事しています。世界的に見ても好漁場として知られています。
「猫の島」とも呼ばれるほど、島内にはたくさんの猫が存在します。猫は大漁の守り神とされる伝統もあり、猫を祀った神社「猫神社」なるものが建立され、島全体で猫を大切に守ってきた文化があります。現在では人口よりも猫の数が多くなり、飼い猫と野良猫の中間的な「地域猫」として島に猫が溶け込んでいます。テレビで猫の多い島として紹介されたことにより、観光客が倍増しました。
島内には貝塚もあり、縄文土器なども発掘され、県の指定遺跡になっています。
田代島の観光地
マンガアイランド
マンガ家のちばてつや先生と里中満智子先生がデザインした「マンガロッジ(定員4から5名)」などが斬新な宿泊施設です。キャンプ設備も整っており、アウトドアを楽しむことができ、田代島の自然を満喫できます。
猫神社
古くから島の守り神とされている猫神様を祀る猫神社。周辺に民家が少ないためなのか、猫神様に呼び寄せられているせいかは不明ですが、付近にはたくさんの野良猫がいます。
田代島への行き方
鮎川港もしくは石巻港から連絡船(網地島ライン運航)を利用します。1日7便運行されています。
[航路]
鮎川港〜仁斗田港
所要時間:約50分 運賃:800円
石巻港〜仁斗田港
所要時間:約60分 運賃:1230円
※時期により運行時間・料金等が変更になりますので、詳しくは運航各社のページをご覧ください。
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田代島の記事一覧
田代島の天気
※実際の気象状況と予報の間には差異が発生する場合がありますので、あらかじめご了承ください。