目が覚めたら楽園!がかなうタイ・サムイ島

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一週間くらい休みがとれる時の旅行は、島に行くことが多いです。島独特の自然や文化が濃く残っているからです。

中でも大好きなのは4回もリピートしているタイのサムイ島。最初に訪れた1980年代には、飛行機はおろか島に電気が通っていませんでした。

「ビッグ・ブッダ」でサンセットをみたあとにホテルに戻ろうとしたら道路には外灯はなく、辺りは暗闇。レンタカーのライトをハイビームにしてもほとんど周りが見えません。四輪駆動でしたが、道を外れて田んぼに落ちないように、ライトが照らす前方一点をみつめて必死で運転した思い出があります。

発電機を使ったぼんやりとしたホテルの灯りが見えたときは、正直「助かった~!」と安堵したものでした。

当時はバンコクから飛行機、バス、フェリーを乗り継いで“上陸”しましたが、1990年代に飛行場ができ、バンコクから1時間ほどで到着できるようになり、とても便利になりました。

80年代にはタイ資本のホテルが2~3軒でしたが、今ではインターコンチネンタル、シェラトン、フォーシーズンズ、コンラッドなどの欧米系高級リゾートホテルも揃っています。

ジャングルとビーチの「ココナッツ アイランド」

ヤシの木が多いことから「ココナッツ アイランド」ともよばれるサムイ島は、ジャングルの周りにパウダーサンドのビーチが点在している240K㎡ほどの島。ジャングルの周りをぐるりと囲む幹線道路が2本、先端部の平地を囲む道路が1本。

便利になり観光施設が整ったとは言え、島の“繁華街”的なチャウェンビーチ、ラマイビーチ周辺以外は、熱帯植物の間から高床式の建物が見え、ブルーのグラデーションが続く海の風景が広がっています。

そう、サムイ島で味わえる解放感は、昔からかわらないのです。
バンコクエアウェイズの小型機で到着してタラップを降りると、

庭園の中のあずまやのような建物が迎えてくれます。空港さえものんびりとした風情がサムイ島の醍醐味。

湿気とそよぐ風に運ばれたむせかえるようなジャングルの香りで、一気に脳内がバカンスモードにシフトします。

真夜中に羽田を出発し、バンコク経由でサムイ島到着が朝の7時過ぎ。寝て起きたら南の島という便利さが、短期でリシュレッシュしたい私には嬉しいです。

アユタヤ建築を踏襲したホテルでサムイの自然と伝統を満喫

自然保護区に指定されているサムイ島の自然とタイの伝統を満喫しながら過ごすホテルといえば、「サンティブリ ビーチリゾート&スパ」 (http://www.santiburisamui.com/) をおいて他にはありません。

タイを代表する企業「シンハビール」のオーナー一族の別荘を改装し、2015年にリニューアルオープンしたホテルです。

アユタヤ王朝時代の建築スタイルを踏襲したメイン棟とヴィラは、外観はそのままで内装と間取りに手を加えています。

湿気と暑さに対応し、“気”の流れを考えた吹き抜けのエントランスホール。元オーナー所蔵の調度品や建具を取り入れています。

アペリティフやアフタヌーンティーを楽しむバーラウンジ。ソファーのクッションは張り替えられていますが、フレームは昔のまま。

門柱からアプローチがある完全独立タイプのヴィラ。

朝の早い時間は正面の引き戸と窓を開け放して、木々の香りを取り込みます。リビング、べッドルームはウッドのタイ様式、サニタリーエリアはストーンとガラスのモダン様式と、タイの伝統を残しつつも必要な個所は最新設備が整っています。

広大な敷地に広がる庭園とビーチは、もともとの自然と地形を活かしたつくり。その中にヴィラやレストラン、スパ、メイン棟などの施設が点在しています。

各自のヴィラからレストランへ移動するだけでも、砂浜や川のほとりを歩いたり、小道の角を曲がると目に飛び込んでくるブーゲンビリアやプルメリアに目をみはったりと、朝からハイキング気分。

距離があるのでスコールの間は移動しない方が賢明です。

川沿いに張り出したタイの四大地方料理を提供するメインダイニング。テラス席では川のせせらぎに交じって蛙の鳴き声もきこえます。

トリートメントはおだやかな海風を受けながら自然の中のあずまやで。

島の北部、波も穏やかで静かなメナムビーチの一部もホテルのプライベートビーチになっています。
木製のビーチチェアーとヤシの木につるしたハンモック、必要最低限のアイテムで自然と戯れます。

昼間は水着のままでもOKなビーチ沿いのカフェレストラン。ビーチでピクニック気分の食事ができます。夜はランタンの灯りのみ。空を見上げると、数えきれない星の輝きに波のBGM。30年前に感銘をうけたサムイ島の自然の豊かさが、ここにはまだまだ残っています。

欧米人が設計したモダン建築のホテルが多い中、タイの富裕層の意向に沿って島のベストポジションに創りあげられた別荘を踏襲した「サンティブリ」。まさにサムイ島の「楽園」たる要素がつまっているホテルです。

朝一の便で到着し2日後の夜便出発まで、フルに2泊3日の楽園滞在。

バンコクからは、バンコクエアウェイズ (http://www.bangkokair.com/full/en) かタイ航空 (http://www.thaiairways.com/ja_JP/index.page) が便利です。

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公式旅ライター 草間由紀
10歳でベルギーに住み、「欧米のライフスタイルを日本に紹介していきたい」という思いを抱き15歳で帰国。東京の高校、大学を経て、高級輸入洋酒ブランドのマーケティング、イタリアンレストラン、フランスチーズ、ワイン、インテリア、ファッション、化粧品の幅広い分野のPRに広報担当として従事。特に日本に進出する際のローンチPR戦略を得意とする。2012年独立し、食、美容、インテリア、ファッション等ライフスタイルブランドのPRコンサルタント、ライター、フードアナリストとして開業。