黒島(長崎)の お魚祭り は最高の食育の機会!マグロの解体ショーやウニ割り、さばき方教室

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長崎県・黒島 お魚祭り マグロの解体ショー

2018年7月7日、長崎県佐世保市・黒島でお魚祭りが開催されました。

お魚祭りは、黒島地区青少年健全育成協議会が主催する地域のイベント。

朝9:00前から14:00くらいまでの間に盛りだくさんのプログラムが実施されました。

前回の記事(前編)では、魚釣り体験やカサゴの稚魚の放流などの様子をお届けしました。

今回は、お魚祭り後半のプログラムとして、マグロの解体ショーやウニ割り、魚のさばきかた教室などの様子をレポートします。

黒島沖で養殖されたクロマグロの解体ショー

長崎 黒島 養殖マグロ
黒島沖で養殖されたクロマグロ、今年は75キロ!

長崎県は近大マグロで有名になったマグロの養殖が盛んに行われていますよね。

黒島沖でもマグロの養殖が行われています。

今回、解体ショーのために用意されたのも前日にその黒島沖から獲ってきたクロマグロ

今年のマグロは過去最大の75キロだそうです!!!

(初めてマグロの解体ショーをした時のマグロは30キロ、それから年々少しずつサイズアップし、去年は50キロだったとか)

一度も冷凍されていないこんな大きなクロマグロを目の前で見る機会なんてそうそうありません。

大人は写真撮影に夢中、子どもたちもマグロをつついてみたりと興味津々でした。

マグロの解体ショーを担当されるのは、民宿つるさきのご主人。

9年前から毎年、鶴崎さんが担当されているそうで、島民にはおなじみの光景のようです。

黒島 養殖マグロ 解体
「マグロの頭をかぶってみたい!」と言い出した少年はマグロ人間になりました。

頭を落とした時、「かぶってみたい!」と言い出した少年。

Tシャツを脱ぎ、頭にタオルを巻くという準備万端なところに「島の男」を感じます。

肌で感じて体感したいという好奇心や、そこからの学びを大切にされていると思いました。

かぶったからこそわかる、マグロの頭の重さ、香り、感触などがありますよね。

子どもたちの興味をできる限り叶える、それをみんなで楽しむ、そんな空気が素敵です。

マグロに関するクイズ
解体ショーと並行して行われたマグロクイズに大盛り上がり。

さらに、解体ショーと並行してマグロクイズも行われました。

目の前で解体されているマグロについてのクイズは、子どもたちに大人気!

楽しみながらマグロについて知るプログラムになっています。

長崎県佐世保市 黒島 養殖マグロ 解体
時には大人の男性が数名ががりで解体することも。

時には大人の男性が数人がかりで解体に取り組む場面も。

大変な盛り上がりを見せる中、大きなマグロは30分程で大まかなブロックに解体されました。

ここからさらに、販売用や昼食会用にこまかく切り分けられます。

黒島で獲れたウニでウニ割り体験

長崎 黒島 ウニ割り体験
獲れたてのウニ割りも体験。

お魚祭りにはウニ割り体験のプログラムも用意されていました。

もちろん、ウニも黒島で獲れたもの。

ウニ割り専用の器具を差し入れると簡単に二つに割れます。

そこから丁寧に身を取り出す作業は、なかなかに根気が要るもの。

私も初めてのウニ割りを体験させていただきました。

「初めてです!」と興奮していたら、指導してくださっていたお父さんに「そのまま食べてごらん」と言っていただき……

口に運んだウニは、臭みも苦味も全くなく、甘くとろけるよう!

黒島 ウニ割り体験
ウニ割り体験で取り出した身は全部でこれだけになりました。

一緒にウニ割りをしていた中学生の女の子は「ウニはあまり好きじゃないんです」と言っていたのですが、割ってすぐのウニの味に「これは美味しい」と笑みがこぼれていました。

獲れたてが一番美味しいという何よりの体験ですね。

こんなウニが食べられる黒島のみなさんが本当にうらやましいです。

私にとってもあの味は忘れられないものになりました。

獲れたてのアジを使った魚のさばき方教室

長崎 黒島のアジをさばく
獲れたてのアジを使ったさばき方教室

プログラムはまだまだ続き、続いてはアジを使った魚のさばき方教室です。

もちろん、このアジも黒島沖で獲れたもの。

子どもたちがたくさんのアジをさばいていきました。

大きい子どもたちはもう慣れているのか、大人の指導も必要なく上手に魚を扱います。

小さい子どもたちも保護者のサポートを受けながら挑戦していました。

体験に使ったマグロやウニ、アジはみんなで美味しくいただきます!

長崎 黒島 お魚祭り 昼食会
解体ショーやさばき方教室の魚は昼食会でいただきます。

解体ショーのマグロ、ウニ割り体験のウニ、さばき方教室のアジはお刺身として昼食会のメニューに並びました。

今、切ったばかりの魚をその場で食べることが出来るなんて、最高の贅沢!

地元のお母さんたちが味噌汁やおにぎりも用意してくれました。

昼食会のために、島の女性たちがお味噌汁やおにぎりを用意されています。

お味噌汁にはたくさんの魚が入っていました。

黒島では魚が本当に身近なのだなと実感します。

みんなで楽しい昼食会になりました。

私たちリトレンゴスタッフも昼食会の輪の中に入れていただき、島民のみなさんと交流を深めることが出来ました。

マグロは、脂ののったトロが美味しいのはもちろんですが、赤身の味に違いが感じられます。

これ以上のマグロはないのでは?と思うほど。獲れたて、切りたてには敵いませんよね。

黒島 マグロ 販売
解体したマグロの半分は真空パックで販売されました。

さらに、解体したマグロの半分は真空パックにして販売されました。

このお値段でこんなマグロを手に入れる機会は滅多にありません。

もちろん、マグロは飛ぶように売れていきます。

最後まで美味しくみなさんのお腹の中に収まったことと思います。

釣って、触れて、学ぶ!お魚祭りは最高の食育

お魚祭りの最後は釣り大会の表彰式で締めくくられました。

ちょうどこの日は七夕だったこともあり、会場には笹が飾られていました。

昼食を済ませた子どもたちから順に短冊に願い事を書き、笹の葉に吊るします。

その笹を前に行われたのは、釣り大会の表彰式。

アラカブ(カサゴ)、ベラ、その他部門別に表彰されました。

アラカブ部門で一位を取ったのは、524gを釣り上げた女の子!

今回の釣り大会を通して一番重い魚です。

一人ひとりの名前が呼ばれ表彰されると、会場は大きな盛り上がりを見せ、楽しい雰囲気のままお魚祭りは終了しました。

魚を釣る、稚魚を放流する、マグロの解体を見る、ウニを割り、アジをさばく。

お魚祭りは、地元黒島の海の幸を様々な角度から感じることが出来る最高の食育の機会だなと感じました。

それは子どもたちだけでなく、私たち取材スタッフにもたくさんのことを教えてくれたように思います。

そして何より嬉しかったのは、取材のために声をかけた私たちを快く受け入れ、釣りやウニ割りなどを体験させてくださった島民の方々のお気持ち。

お魚祭りは私たちにとってもかけがえのない体験、思い出になりました。

改めて黒島は素敵な島だと思います。

黒島の海の幸は、島めしなどで味わうことが出来ます。ぜひ、黒島で食べてみてくださいね!

編集部記:2018年夏に世界遺産(世界文化遺産)登録された「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」構成資産の1つ「黒島の集落」は、黒島(長崎県佐世保市)にあります。

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