
長崎県佐世保市の離島「黒島(くろしま)」。
「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」構成資産の1つとして「黒島の集落」は世界遺産(世界文化遺産)に登録予定です。
黒島の集落には、潜伏キリシタンたちの心の支えとなり、今でも島のシンボルとして島民の宝でもある「黒島天主堂」も含まれます。
最近では、映画「坂道のアポロン」のワンシーンに登場しました。
佐世保本土からフェリーに乗って約50分でいける島ではありますが、美しい海、山、集落の風景は
潜伏キリシタンが暮らした島だからこその、非日常的な景観が多く広がっていました。
今回は、長崎県佐世保市黒島のビュースポットをご紹介します。
目次
島といえばやっぱり海!大海原を見渡せる黒島のビュースポット
やはり、島といえば“海”ですよね。黒島には砂浜のある海水浴場はありませんが、五島列島と大海原を見渡せるスポットがたくさんあります。浅瀬に行けば水質も透明なスカイブルーの海を見ることもできます。
島1番とも名高い「蕨(わらべ)展望所」。
こちらは、黒島から五島列島方面に広がる海を見渡せます。
蕨展望所について詳しくは、こちらでレポートしています。
地球の神秘が生み出した串ノ浜岩脈
串ノ浜岩脈(くしのはまがんみゃく)は、約800万年前に起こった地殻変動の際に、岩盤の裂け目から、マグマが飛び出して冷えて固まったものです。
海の中に岩がライン上に伸びているのが岩脈です。
串ノ浜岩脈は、長崎県最大級の大きさを誇り、県の天然記念物に指定されています。
800万年前の自然の神秘に触れながら、透き通る海の青さも肌身をもって感じることができます。
これほど綺麗な海を目にすると、泳ぎたくなりますね。
石造りの桟橋が残る「名切の浜」。昔はここが港だった
昔、黒島へ資材搬入などの船をよせた「名切の浜(なきりのはま)」は、今は使われていませんが、ノスタルジックな雰囲気を残した桟橋が残っています。
まっすぐ伸びる桟橋からは、広い海を眺めることができます。
黒島天主堂に使われた煉瓦(レンガ)や資材もここから陸揚げされました。
釣りのスポットなのか、島の方々が仕事終わりに釣りをしていました。
映画「坂道のアポロン」のロケ地は島の小さな脇道
ここは、映画「坂道のアポロン」の撮影にも使われたスポット。
目の前に大きく海と赤土の畑が広がります。
ロケ地以外でも、どこを切り取っても情緒を感じさせる、黒島恐るべしですね。
黒島で海に沈む夕日を見るにはどこがおすすめ?
黒島の夕日を写真に納めたいと思い、方角や、見晴らしを考え島内を散策して見つけた夕日スポットをご紹介します。
ちなみに、取材した当日は夕方からまさかの曇りで、残念ながら夕日を拝むことができませんでした。(涙)
仕事を終えた船が並び、沿岸にある赤く小さな灯台、フェリーの最終便から降りた人たちも家路についた夕暮れ時の港。
そこから、見る夕日がやはり、一番綺麗だろうなーっと想像しました。
次におすすめなのが、島の北側の道です。
ところどころひらけている場所があり
そこからみる景色は絶景。特に夕暮れ時、五島列島に沈む夕日をしっかり見ることができます。
ただし、一般道ですので、他の車に配慮してくださいね。
黒島の自然が作り出す絶景は一見の価値あり。
今回は、長崎県佐世保市黒島のビュースポットについてご紹介しました。
黒島には、訪れたからにはぜひ見て欲しい景色がたくさんあります。
夕日に関しても取材当日は見られませんでしたが、ビルの無い島だからこそ、きれいな夕日を見られるスポットは多数あります。
自分のお気に入り黒島スポットを探してみてはいかがでしょう。
最新情報をお届けします