神さまに供える手作りの「ンツ(みき)」が飲める、宮古島市公設市場にあるサーターアンダギーとみきの店「んきゃぎさまち」

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発酵飲料「みき」を召し上がれ

沖縄の宮古諸島で古くから作られている「ンツ」をご存知ですか?

ンツとは、神さまに供える手作りの発酵飲料のことで、「みき(神酒)」とも言われています。麦麹で米・麦・粟などの穀類を少しだけ発酵させて作るンツは、甘酒に似た味わいの伝統的な飲み物です。

宮古島市公設市場

そんなンツ(みき)を飲めるお店が、宮古島の中心地にある宮古島市公設市場の中にあります。

宮古島市公設市場にあるサーターアンダギーとみきの店「んきゃぎさまち」

それがこちらの、サーターアンダギーとみきの店「んきゃぎさまち」。「んきゃぎさまち」は宮古方言で「めしあがれ」という意味だそうです。

宮古島市公設市場にあるサーターアンダギーとみきの店「んきゃぎさまち」

運営しているのは、NPO法人来間島大学まなびやーの理事である砂川葉子さん。来間島(くりまじま)は宮古島の南西に浮かぶ小さな島で、宮古島とは栗間大橋でつながっています。

NPO法人来間島大学まなびやーは、来間島の伝統を生かした特産品つくりを行っており、この「んきゃぎさまち」は来間島のアンテナショップとして営業しているそうです。

「テレビ番組『遠くへ行きたい』で、みきが紹介されたんですよ!」と話してくれる葉子さん。

発酵飲料「みき」を注ぐところ

早速みきをいただいてみましょう。みきは通常サイズで1杯500円ですが、お試し用の小さなカップ200円もあります。今回は初めて飲むので、小さなカップで試してみました。

発酵飲料「みき」を召し上がれ

「んきゃぎさまち(召し上がれ)!」と手渡されたみきをひと口飲んでみると、インドのラッシーに似た、甘さの中に少し酸味を感じるまろやかな口当たり。ごくんと飲むと、麦麹独特の味わいが広がりました。甘酒に近いですが、麦麹だからか、もう少し香ばしい印象です。

少しクセがあるので好みが分かれそうですが、甘酒好きな人であれば気に入るのではないでしょうか。

宮古諸島の発酵飲料 ンツ みき

みきを発酵させている桶の中を見せてもらいました。桶からは麦麹の香りがふわんと広がります。発酵時間は気温によって変わり、暑い日は発酵しすぎないように冷蔵庫に入れることもあるとか。

みきスムージー

みきはそのまま飲むほかに、フルーツなどを加えたみきスムージーとしても楽しめます。みきスムージーは、パインみき、マンゴーみき、ドラゴンバナナみきと、南国らしいラインナップ。

みきスムージーを作っているところ

今回は旬のマンゴーを使ったマンゴーみきを試してみることに。注文を受けてから作ってくれるので、できたての味わいが楽しめます。

みきスムージー(マンゴー)

上写真で左側がそのままのみき、右側がマンゴーみきスムージーです。マンゴーの芳醇な甘さとフルーティーさが加わって、みきそのままでは少し麹の風味が気になる人でも、おいしく飲めると思います。まろやかなスムージーはお子さんにもおすすめ。

宮古島市公設市場にあるサーターアンダギーとみきの店「んきゃぎさまち」

んきゃぎさまちでは、みきだけでなく、来間島のおばぁ直伝の揚げ菓子、サーターアンダギー(1個100円)も販売しています。

「ちょうどいま揚がりましたよ~。」と声をかけられたら、食べないわけにはいきません。

サーターアンダギー

定番の「プレーン」、ほっこりとお芋の味が楽しめる「紅芋」、ちょっぴり大人の「シナモン」など、種類もさまざまでどれにしようか迷ってしまいます。プレーンの上にレモンシロップをかけた「レモン」や、ココナッツをまぶしたトロピカルな「ココナッツ」は特に女性に人気だとか。

サーターアンダギー

今回はプレーンと紅芋の2つをいただいてみました。揚げたてのサーターアンダギーは表面はカリッ、サクッとして、中はふんわり。素朴なおいしさが口いっぱいに広がります。

沖縄土産 サーターアンダギー

サーターアンダギーは袋入りもあるので、沖縄土産に買って帰るのもいいですね。

サーターアンダギー

宮古島へ行ったら、ぜひ宮古島市公設市場に足を運んで、手作りのみきとサーターアンダギーを味わってみてください。

(※本文中の価格は2018年8月時点のもので、すべて消費税込です。)

【詳細情報】
名称 サーターアンダギーとみきの店 んきゃぎさまち
住所 沖縄県宮古島市平良字下里1 宮古島市公設市場内
電話 0980-76-4058
営業時間 11:00~16:00
定休日 不定休
FBページ https://www.facebook.com/nkyagisamachi/

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