これぞ日本の美しい夏の風景!「宮島水中花火大会」は人生で一度は見て欲しい

90

広島は廿日市(はつかいち)市の海に浮かぶ島。そう、ご存知の通り宮島(正式名称は厳島。宮島は呼称)です。宮島は厳島神社や弥山など島のほとんどの部分が世界遺産に登録されていることもあり、日本人はもちろん外国からの観光客にも大人気のスポットとなっていますね。

その宮島に普段以上に人が殺到する日をご存知でしょうか?

それは、毎年8月の土曜日に開催される花火大会の日。

2017年は例年に比べて1週間遅く8月26日(土)に開催されました。今回はその観覧&撮影に行ってきた筆者が宮島水中花火大会の魅力をご紹介します。

ちなみに花火大会が始まる前の夕暮れ時の会場はこの写真のようになっています。今年は花火大会が始まる前に干潮となったので、干潟に相当な数の人が押し寄せていました。こんな光景を見ることができるのは一年を通してこの日くらいのものでしょう。

何は無くとも水中花火

宮島の花火大会の概要としては、第1景〜第7景までのプログラムに分けられていて、1景が終わるごとに少し間があり、ナレーションが入った後に次の花火が上がるという風に進んでいきます。花火の打ち上げ数は約5000発なので、全国的に見れば格別多いとはいえない数です。

しかし、それでも宮島での花火を見る価値は確実にあります。その理由は海上の鳥居と花火のコラボレーションを見られるということ。それだけ?と思うかもしれませんが、日本の花火師の技術は世界でもトップクラスと言われており、海に立つ鳥居との相性はピッタリ!

つまり宮島花火大会で見ることができるのは、まさに日本の美とも言える光景なのです。

というわけで、まず見ていただきたいのがこちらの鳥居+水中花火。花火大会の名前にも入っているだけあり、水中花火が一番の見どころと言えます。宮島水中花火大会では150発もの水中花火を用意。

水中花火というのは水中で花火が開くことにより、水面上に半円(実際は半球)の形で見ることができる花火のことを指します。ちなみに水中花火は宮島以外でも神奈川県の三浦海岸納涼まつり花火大会でも見ることが可能。水上を広く使えるというロケーションの良さを活かした花火なので、ぜひ一度は見ていただきたいもの。

そんな花火が世界遺産の神社の鳥居越しに見えるなんて!それほど大きくない宮島に人が殺到する理由がこれだけでもわかります。

 

しかし、もちろんシンプルな水中花火だけではありません。打ち上げ花火だってどんどんあげられますし、水中花火にもカラフルなものや少し開き方が違うものなど見る者を飽きさせません。

タイミングによっては打ち上げ花火と水中花火が同時に開くという場合もあります。どちらを見れば…となるかもしれませんが、一層迫力が出ますよ。

打ち上げ花火の高さはものによって違いますし、水中花火も色々な開き方のものがあるので花火師が考えた最高の演出をその場その場でじっくり楽しみましょう。

その他の見どころ

その他の見どころとしては潮の満ち引きによる景色の変化があります。当然ながら花火自体は潮位に関係なく上がりますが、見る方としては鳥居の足元に人がいっぱいいるのと水が満ちてきて足元が完全に水になっていて花火が反射するのとでは相当印象が違います。年によっても変わりますが、花火大会中にどんどん景色が変わっていくというのも面白いものです。

今年に関していえば、花火大会中にどんどん水面が上がってきていたので花火の前半と後半ではその違いが明らかです。上の2枚を見比べてもらえれば、かなり景色が違ってきているのがわかると思います。

見る際の注意点

ただ、潮の干満は見どころの一つでもあるのですが、干潟で花火を見る場合にはかなり注意が必要になります。花火大会の始まりから終わりに向けて潮が引いていく年ならば特に問題はないのですが、満ちてくる場合には慎重に場所を決めておかないと花火大会の途中で潮が満ちてきて撤退を余儀なくされる場合もあります。あるいは足元がずぶ濡れになるという場合も…そうなるとせっかくの花火が台無しですよね。

宮島の公式HPには広島港における潮見表が載せられているので、こちらを参考に見るポイントを考えましょう。

場所取りに関して

実は今回の筆者のいた場所からは撮影できていないのですが、実際にはこの打ち上げ花火のさらに右側にも花火は上がっています。見る場所によっては2つの打ち上げ花火と水中花火、そして鳥居の位置関係が少しずつ違ってくるので、それも加味して場所を確保することをオススメします。

そして花火大会観覧の場所取り合戦にはかなりの労力と気力が要ることを覚えておいてください。普通に花火が見えたらいい、というくらいであればそれほど問題ないかと思いますが、最前列で見たい(撮影したい)、特に鳥居がキレイに見える場所を確保したい!となると話が変わってきます。

こちらは場所取りが行われている様子ですが、これ何時の状態だと思いますか?

正解は朝の7時前です…

筆者にとって今回が初めての宮島花火大会撮影だったため、当日でも撮影の場所取りに問題ないだろうとタカをくくっていたのですが、始発のフェリー(宮島口を6:30に出港)に乗って行ってももう最前列はほぼ三脚やブルーシートで埋め尽くされていました。後から聞いた話では、本気で場所を取るなら宮島で泊まるのは当たり前とのこと…正直、甘かった筆者でした。

なので、もし本気でいい場所を狙うのであれば花火大会の前日に宮島に泊まり、場所取りが解禁される当日の0時に頑張って場所を確保しましょう。もちろん宿も満室の可能性が高いので、そちらも早い内にチェックしておきましょう。

ちなみに筆者は心優しいカメラマングループの方達のご好意により少しスペースを空けていただけることになり、なんとか撮影をすることができました。これは例外的なケースですが、そういったこともあるので、もし当日ダメ元で行って場所が埋まっていても諦めずになんとか方法を探しましょうね。

なお、この状況を見ていただければ花火大会の日に観光をするのがいかに無謀かもわかっていただけると思います。花火が始まる前にゆっくり島内を観光してそれから花火…と考える方も多いと思いますが、何をするにしても普段以上に時間がかかることは覚悟の上で動いてくださいね。

行き帰りのこと


(この画像は別の日のものです。)

また潮の干満以外にも注意点があります。それは帰りのフェリー。来場者数が島内だけで5万人と言われている宮島花火大会。数だけを見れば東京や大阪などのものと比べるとかなり少ないと思われるかもしれませんが、会場はもちろん島です。花火大会の終わりと同時に来場者が一気にフェリー乗り場に流れ込むのです。もちろん大混雑は必至。通常は厳島神社からフェリー乗り場まで歩きフェリーに乗って宮島口まで30分もあれば到着しますが、この日は確実に倍以上かかります。最初からそのつもりでいましょう。もちろん船のチケットは先に購入しておくかICカードを用意しておく方がスムーズです。(ただSuicaなど使えないICカードがあるので島に渡る際に要確認)

まとめ

ここまで宮島花火大会の見どころや注意点などをまとめましたが、一つお伝えしたいのは「これだけの混雑を覚悟してでも一度は行くべき」ということです。花火を楽しむというだけなら他の花火大会でもいいですし、島に渡らず対岸から見ると行った混雑の回避法などもありますが、是非とも一度は島へ渡って島からの花火を楽しんでいただければと思います。

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

最新情報をお届けします

この記事をシェア
daiki okamoto
原付旅人。自分の旅が誰かの新しい旅立ちのきっかけになることを目指し、様々な場所でシャッターを切っています。