
台湾で大人気!妖怪アーティスト柳生忠平氏の初作品集、いよいよ日本で発売!
いま、台湾で話題沸騰の妖怪アーティスト、柳生忠平氏。2017年4月1日〜2日に開催された「Culture & Art Book Fair in Taipei(台北)」で行われた「妖怪風似顔絵」のイベントには、2日連続で長蛇の列ができる人気でした。
そしてこのたび、柳生忠平氏の初の作品集となるポストカードブック『モノノケマンダラ』が、いよいよ日本で発売となります。

小豆島「迷路のまち」の古民家に描いた巨大天井画「モノノケマンダラ」など、ちょっと怖くて、ユーモアある不思議な妖怪たちのめくるめく世界。24枚の代表的な絵画作品を、全頁カラーで収録。
本書は、文庫サイズの作品集として読めると同時に、ページを切り離してポストカードとして使用することもできます。受け取った相手にも楽しめるよう、ポップな妖怪アートを中心に作品をセレクト。世界中の妖怪ファン&怪談ファンにおすすめの一冊です!
柳生忠平氏から読者への手紙

私の妖怪観は、大きく変容しつつあります。幼い頃の私にとって、妖怪は憧れの対象で、やがて美術の道に進んだ自分の思いを表現する想像力の器になりました。けれども今は、目に見えない「モノノケ」からの呼びかけに応えて、頭のてっぺんからつま先まで全身これ一本の筆となり、ひたすら妖怪を描きつづけることが自分の使命だと感じています。
直感的に理解しているのは、自分たちが生きるこの文明社会から、かれら「モノノケ」の存在をなくしてはいけない、ということ。いわば絶滅危惧種である妖怪たちを描いて目に見えるようにすることで、一人でも多くの現代人がその気配を肌で感じるようになってほしい、と願っています。

私がアトリエを構える瀬戸内・小豆島は、八十八ヶ所の霊場をめぐるお遍路の信仰が残る霊性の島です。この島に生まれ、この島に根をおろす妖怪画家として、忘れられてゆく目に見えない「モノノケ」の復権に、力を尽くしたいと思います。
著者プロフィール
柳生 忠平(ヤギュウ チュウベイ)
妖怪画家。1976年、香川県小豆島生まれ。東京、大阪、京都、香川等で個展を開催。近年はイタリアや台湾でも展示を行うなど、世界中に「妖怪アート」の魅力を伝えています。公式サイトはこちら。
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