モンゴル式パオに宿泊!?直島「つつじ荘」で異文化を感じよう

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瀬戸内海、岡山と香川の間に浮かぶ直島(なおしま)。草間彌生さんのアート作品である『南瓜』や建築家安藤忠雄さんの手がけた「地中美術館」などを中心に近年アートの島として人気が高まり、多くの人が訪れています。

そんな直島でモンゴルの組み立て式テントであるパオに泊まることができるというと、いかがでしょうか?知らなければ驚くと思いますが、島の南部にある「つつじ荘」はそんなちょっと変わった宿泊体験ができるお宿なのです。

今回は、3種類の宿泊スペース(パオ・トレーラーハウス・和室コテージ)を選ぶことができ、ビーチが目の前で、『南瓜』まで徒歩圏内、という様々な魅力が溢れている「つつじ荘」についてご紹介していきます。

つつじ荘とは?

つつじ荘は直島の南部に位置している複合施設。敷地内には宿泊施設・カフェ・ショップが集まっており、すぐそばにはビーチがあるので海水浴を楽しむこともできます。まずはその宿泊施設に注目あれ。

こちらです。写真で見たことはあっても、実際に中に入り宿泊するといった経験をしたことがある方は稀でしょう。そう、これは主にモンゴルの遊牧民が使う移動式住居パオ(モンゴルではゲルとも呼ばれます)です。社会の授業なんかで習うものとして知識はあるかもしれませんが、日本で実物を見ることはほぼありませんよね。

こちらのパオは本場モンゴルのものを忠実に再現したもの。そんなパオが敷地内には10棟並んでいます。豊かな自然の中に本格的なパオが並んでいる景色だけを見ていると、日本ではなく海外旅行中と錯覚してしまうかも。

しかしながら、本格的なのはもちろん外見だけじゃありませんよ。中に入ってみると、さらにそのクオリティに驚きます。

こちらがパオの内部です。真ん中に特徴的な4本の柱が立ち、周りをベッドが囲む形となっています。その内装の色合いからは異国情緒を感じずにはいられません。

室内の設備はシンプルではありますが、もちろん電気は通っていますので夜でも明るいですし、枕元のライトや冷蔵庫など基本的に必要なものは揃えられています。ご覧の通りベッドが4台あるので、1棟につき1〜4人まで宿泊可能。

グループでの利用ももちろん可能ですが、別グループの人と相部屋になることはありませんので、一人旅でも安心して利用することができますよ。

冷房設備はないことから、夏場は夜暑くて眠れないのでは?と思うかもしれませんが、夜は海からの風が入り涼しいのでそんな心配はありません。ただ、昼はゲル内の気温はものすごく上がってしまうので、海水浴やアート鑑賞など他の場所へ出かけることをオススメします。

料金も一人4000円程(詳細は公式サイトをご覧ください)とリーズナブルな価格帯なので、手軽に「パオに泊まってみたい」という希望を叶えることができますよ。

夜にはパオ内の明かりが外に漏れている様子がなんとも幻想的。完全に日常を忘れてくつろぐことができると思いますよ。直島の夜をパオという素敵な宿で過ごしてみてはいかがでしょうか。

つつじ荘では、パオはもちろんその他の宿泊施設もオススメです。トレーラーハウスと和風のコテージがあります。トレーラーハウスに泊まる体験というのも日本ではそれほどできないものでしょう。映画の主人公になったつもりで室内から海を眺めてゆったりと過ごすというのも素敵な時間の使い方になるかもしれませんね。

こちらの写真の右にあるのが和風コテージ、左手には受付が見えています。宿泊の際はまずこの受付でチェックインをしましょう。

どの宿泊施設を選んでもリーズナブルな料金設定となっているので、何人で利用するかといったことや、どういった体験をしたいかといった希望で選んでみるといいと思います。

すぐそばにはビーチ!夏の海水浴以外でも楽しめる!

前述の通りつつじ荘のそばには海水浴場があり、宿泊していれば部屋から歩いてすぐに行くことができます。この写真を見ていただければその距離感がわかると思いますが、徒歩圏内…というか部屋を出るともう目の前には海が広がっているのです。

こちらのビーチは琴弾地(ごたんぢ)海水浴場といい、かなり広く水もきれいということもありますし、つつじ荘にシャワーや更衣室などの設備もあるので、宿泊客以外の観光客の姿も見られます。

一般的にはアートを楽しむのがメインだと思われている直島ですが、もともと直島やその周辺の島にアートが作られ始めたのは、島の豊かな自然と共にアートを楽しむというコンセプトからでした。

こちらのビーチはそんな豊かな自然を強く感じられる場所の一つでもあるので、ぜひここで直島の自然を満喫してみてくださいね。海水浴は着替えなどの準備や利用後の片付けなどが面倒だと思う人も多いかもしれませんが、つつじ荘に泊まっていれば荷物は部屋に置いておくことができますし、すぐに部屋に帰ることができるので気軽に利用できますよ。

ビーチにはこんな鳥居もあります。見た目は一般的な鳥居とあまり変わりませんが、高さが2m程しかない少し変わった鳥居なのです。背が低いのでうっかり見逃さないようにご注意ください。

こちらは恵比寿神社の鳥居ですが、ビーチに立っており海にもかなり近いという珍しいものとなっています。海に面した美しい景色なので、ここで記念撮影をしてみるのもいいのではないでしょうか。

『南瓜』アートと一緒に楽しみたい「まるごとかぼちゃアイス」

つつじ荘には昼のみ営業しているカフェもあります。それほどメニュー数が多い訳ではありませんが、海を見ながらのランチやドリンクタイムをとってみるのもいいと思いますよ。フードメニューにはスパイシーキーマカレーやハヤシライス、牛丼などが並んでいます。

そして、こちらのカフェの看板メニューとも言えるのが写真の「まるごとかぼちゃアイス」です。単にかぼちゃの味のアイス、ではなくかぼちゃの中にアイスが入っているのです。見た目のインパクトが強いので、知らずに頼んだら確実にびっくりします。筆者も訪問時はこのメニューを知らなかったため、近くのお客さんが頼んでいるのを見て驚き、改めて自分で頼んだくらいです笑

味はかぼちゃ風味のバニラとなっており結構なボリュームがありますが、甘さ控えめでとても食べやすいものとなっています。

海水浴の休憩時間などに食べてみるというのもいいのではないでしょうか。ただ写真の通り容器となっているかぼちゃ自体も凍っているので、時間が経つとどんどん溶けてしまう点にはご注意くださいね。

直島のシンボル的なアート作品『南瓜』のそばで食べるかぼちゃのアイス。この商品はここ以外では食べられないので、アートを楽しんだ後は「まるごとかぼちゃアイス」で締めくくりましょう。

また店内はカフェ兼ショップとなっているので、こちらでお土産を購入することもできます。アート関連の商品や直島の製塩技術を活かして作られた塩なども並んでいるので要チェックです。

夜はカフェも閉まってしまうので飲食店は無くなってしまいますが、つつじ荘では夏場はバーベキュー・冬場はお鍋などの用意もされています。完全事前予約制なので、利用したい場合は宿泊と同時に予約しておくことをオススメします。

その他の見どころ

また、つつじ荘の入り口横にあるこちらの歌碑にもぜひ注目してみてください。こちらは1980年頃に全国的に人気となった演歌『おやじの海』の歌碑。この曲の作詞作曲をした佐義達雄さんが直島の出身であることからここに建てられたものなので、曲を知らないという人はぜひスイッチを押して一度聞いてみましょう。

つつじ荘で一風変わった直島体験を!

直島といえばアート作品の島としての認識が強い場所かもしれませんが、つつじ荘ではアートだけではなく一風変わった直島体験をすることができます。本格的なパオで宿泊でき、目の前にはきれいな海が広がるといった魅力的な宿泊を直島でしてみませんか。

そして、もちろん時間があれば海水浴・バーベキュー・まるごとかぼちゃアイスなどいろんなつつじ荘の魅力を満喫してみてくださいね。

<つつじ荘の基本情報>
住所:〒761-3110 香川県香川郡直島町352-1
電話番号:087-892-2838(予約時間9:00〜18:00)
アクセス:町営バス「つつじ荘」バス停下車すぐ
公式サイト:直島ふるさと海の家 つつじ荘

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