日本全国の“教育寮”普及を推進!隠岐島前高校魅力化プロジェクト

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プレイベントの様子
プレイベントの様子

寮運営者ネットワークを形成するWEBサイトをオープン

島根県立隠岐島前高校魅力化プロジェクトと若者の教育支援を行うNPO法人NEWVERYは、2016年6月22日(水)に、日本全国の学生寮を「生活寮」から「教育寮※1」への転換を促進させる目的で、日本に教育寮を普及させるための寮関係者のネットワーク『教育寮オープンラボ』の活動を開始しました。

活動内容について

「教育寮オープンラボ」では、学校や自治体関係者、寮運営者に対して、主に以下の活動を行います。

  1. 情報発信
    既存教育寮の事例紹介や教育寮運営ノウハウの情報発信。
  2. ネットワークの形成
    寮視察や教育寮化に関する勉強会を定期的に実施し、寮運営者同士のネットワークの場づくりをサポート。
  3. 教育寮化支援
    教育寮運営に欠かせないコンセプトメイキングやハウスマスター研修等のハンズオン支援。

「教育寮オープンラボ」では、学校や自治体関係者などの寮運営に携わる個人・団体を対象に無料会員を募集。今後、隠岐島前高校魅力化プロジェクトとNEWVERYは、教育寮に関する知見を高め、その見解を広めていくことで、教育寮運営を通じた若者教育に貢献します。

今後の取り組みについて

「教育寮オープンラボ」への無料会員を幅広く募るとともに、以下の活動を実施予定です。

  1. セミナー&ワークショップ開催
    より詳細な事例紹介(失敗例含む)やチームビルディングのワークショップなどを通じて寮運営のノウハウを提供します。
  2. 寮視察企画
    「現場にこそヒントがある」という考えのもと、チェルシーハウス国分寺や隠岐島前高校など、実際の寮を見ながら、寮教育についての勉強会を行う予定です。
  3. 寮運営者およびRA育成研修
    寮生同士で学び合える教育寮の普及のため、RA※2育成研修・ハウスマスター研修の開催を検討しています。
  4. 教育寮設立コーディネート
    高校/大学の教育寮化、教育寮の設立、寮だけではなく地域に根付いた教育の企画・運営などを行います。
  5. 教育寮通信(メルマガ)発行
    寮運営の実務を通じて得た教訓や、海外・日本の教育寮レポートなどを、発信します。
  • ※1 教育寮
    寮を単に生活の場として捉えるだけでなく、共同生活を通じて得られる全人教育の場として生徒・学生の成長を促進する寮。欧米にあるリベラルアーツ大学やボーディングスクールでは、学生寮は図書館やラーニングコモンズと同様の教育施設と認識されている。
  • ※2 RA
    「Resident assistant」の略。寮生が充実した寮生活を送るために、寮内イベントやミーティングを開催するなど、寮生をリードしていく学生の総称。

隠岐島前高校魅力化プロジェクトとは?

「隠岐島前高校魅力化プロジェクト」は、島根県立隠岐島前高校が超少子高齢化などの影響で統廃合の危機にある中、2008年度に高校と地元三町村、海士町(あまちょう)・西ノ島町(にしのしまちょう)、知夫村(ちぶむら)が協働して発足した特命プロジェクトです。“グローカル人財の育成”を目標に掲げ、高校を核とした新たな地方創生として動き出しました。
発足以降、実在する地域課題を活用した協働的課題解決型学習の実践や、島外生徒受入のための「島留学」制度の導入など、魅力的で持続可能な高校を目指し、活性化を図りました。成果は徐々に現れ始め、2012年度には離島中山間地域においては異例の学級増を果たします。現在は、全校生徒180名のうち約半数が寮で生活しており、高校・隠岐國(おきのくに)学習センター・寮を拠点とした三位一体のグローカル教育を展開しています。

NPO法人NEWVERYについて

NEWVERYは、2002年設立の教育系NPO法人で、“若者たちが未来に希望を持てる社会づくり”に取り組んでいます。2006年8月から若手漫画家を支援する「トキワ荘プロジェクト」を運営。2009年3月には若者たちの未来を守る「日本中退予防研究所」を設立し、大学・短大・専門学校からの中途退学の予防支援の取組を始めました。2012年秋からは、高校生の進路発見プログラム「WEEKDAY CAMPUS VISIT」の普及に取り組んでいます。現在約40大学が導入し、年間6,000人以上の高校生が参加しています。これらの一貫した若者支援の中、キャンパス外での学びの必要性を感じ、ともに暮らすだけの「学生寮」から、ともに学び合う「教育寮」への転換を促進したいと考え、2014年4月、東京国分寺に直営寮第一号である「チェルシーハウス国分寺」を設立しました。同寮で、共同生活の場を活かし、今の時代に適した新しい学び場づくりに挑戦しています。試行錯誤しつつも、運営2年目から54人満室となり、現在20以上の大学の学生(男女)が共同生活を営んでいます。
また、同寮の運営経験を活かし、大学のカリキュラム改革に即した寮運営改善プロデュース、高校生向け教育寮の設立及び運営に関わるなど、教育寮の普及に努めています。

詳しいプロジェクトの内容や最新情報などは『教育寮オープンラボ』公式サイトをご確認ください。

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