冬こそ沖縄の離島へ!日本の西端vs南端、あなたはどっちを目指す?

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沖縄旅行のベストシーズンはいつだと思いますか?と聞かれれば、おそらく多くの方が夏!と答えるのではないでしょうか。そんな夏の旅行先というイメージが強い場所ですが、今回は本州がどんどん寒くなる冬にこそ行きたい沖縄の2つの離島をご紹介します。

日本の西端と南端の島ってご存知?

沖縄県の石垣島、そこからさらに向こうへ進むと日本の端に辿り着きます。それが今回ご紹介する「与那国(よなぐに)島」「波照間(はてるま)島」です。与那国は西端、波照間は南端となります。(実際には日本の最南端は小笠原の沖ノ鳥島ですが、無人であり民間人は基本的に上陸できないため、波照間島が日本最南端の有人島なのです。)

二つの島の気候は亜熱帯性気候で、年間平均気温は約24℃。最も寒くなる1月であっても、平均気温は18℃前後です。東京の1月の平均気温が5℃前後であることから比べるとかなり暖かいことがわかると思います。

とはいっても、もちろん暖かいだけがこの二つの島の魅力ではありません。

西端「与那国島」の見どころ

まずは、与那国島の見どころからご紹介しましょう。

最西端スポット 西崎

日本最西端の地、ということでもちろん島の西端には「日本国最西端之地」という石碑が置かれています。与那国島に行ってもここに辿り着かなければ、最西端まで行ったとは言い難い…島に到着したらまずはここを目指すことをオススメします。

この石碑が置かれているのは西崎(いりざき)という岬で、小高い丘の上に灯台や東屋の展望台などが設置されています。西の端ということで日本で最後に沈む夕日を見ることができる場所でもあります。

また西崎から台湾までは111km程しかなく、稀にではありますが天候次第では肉眼で見える日もあるという場所なのです。

地図で確認いただければ、その近さがより伝わるのではないかと思います。日本人にとって他の国を陸上から見る機会なんてほとんどありませんよね。西崎を訪れたら水平線をじっくりと見てみてくださいね。

立神岩

立神岩(たちがみいわ)は与那国島のシンボルとされている巨岩の名前です。島の南東部にそびえ立っており、伝説が残っているスポット。

その伝説というのが
昔、島に住む二人の若者が海鳥の卵を取りにこの岩に登ったが、下りられなくなってしまいました。それでも一人が無理に下りようとしたところ、転落してしまい、もう一人の若者はそれを見て神に祈りながら眠ってしまいました。そうして、目が覚めると島に戻っていました。
というもの。

それ以降、この岩は島の人たちから神の岩として崇められているのです。実際に目の前にするとその大きさに驚くと思います。上の展望台から見下ろす形にはなりますが、島の断崖絶壁のすぐそばにグッと突き立っている様からは不思議なパワーすら感じられますよ。

東崎

西崎の反対側、島の東側に位置する東崎(あがりさき)は与那国島の中でも特に絶景と言えるスポット。海面から100mの高さの断崖絶壁が連なる岬となっており、緑の牧草とその向こうに見える海とのコントラストがとても美しいのです。

ガジュマルなどの南国の木と穏やかな海、といった一般的なイメージとは一味違った沖縄の景色を堪能することができますよ。

与那国馬

与那国島には国の天然記念物に指定されている動物がいます。それが「与那国馬(よなぐにうま)」です。島の至るところで見ることができ、車のすぐそばを歩いていることも。

日本に現存する馬の在来種はわずか8つのみ。与那国馬もその内の一つなのですが、ずっとこの島で暮らしていたため他の種との交配や品種改良も行われていない希少な種なのです。少し小柄で穏やかな性格を持つ与那国馬を見ていると、それだけで癒されること間違いなしです。

その他、島内には牛も歩いています。どちらも自由に島内を歩いている状態なので、平気で道路を横切ってくることもありますが、車を運転する際は動物優先で安全な運転を心がけてくださいね。

その他の見どころ

ティンダハナタとナンタ浜

島の中心近くに位置しているティンダハナタは標高約100mの巨大な岩山で、島内最大の祖納(そない)集落とその先の海を一望することができる場所。サンゴが隆起してできた場所で、頂上付近の侵食洞が展望台のようになっています。

駐車場から歩いて数分でこの景色が味わえるので、ぜひ立ち寄りましょう。

ティンダハナタは下のナンタ浜から見るとその大きさをより感じられます。岩山ではありますが、まるで山の上に遺跡があるかのようにも見え、少し不思議な光景を作り出しています。

またナンタ浜の写真を見ればその水の透明度がよくわかると思いますが、与那国島はダイビングのメッカとも呼ばれる場所です。与那国島の海の平均透明度は30m(最高60m以上)で、平均水温が25度(最低22度)とダイビングにとても適した環境で、一年中潜ることが可能なのです。

しかも与那国島の近海はジンベイザメやイルカなどの大物に出会ったり、ハンマーヘッドシャークの群れを見ることができる貴重なダイビングスポットでもあります。その他にも、自然にできたものか人工物なのかが未だにわかっていない海底遺跡を見に行くダイビングコースもあり、日本中からダイバーが集まる場所となっています。

志木那島診療所

与那国島はテレビドラマ『Dr.コトー診療所』のロケ地に使われたことでも有名で、その手付かずの自然をテレビ画面で見たことがある方も多いのではないでしょうか。もうドラマは終了していますが、島にはドラマ用に建てられた診療所が今も残されています。

ドラマの中の世界そのままなので、ファンはもちろん一度でも観たことがある方であれば興奮間違いなしですよ。

与那国島の見どころを並べてきましたがいかがでしょうか。それほど大きくない島ですが、かなり多くの魅力が島内にはひしめいているのです。では、続いて最南端有人島の波照間島の見どころをご紹介します。

南端「波照間島」の見どころ

波照間島の「海」と「空」

波照間島の見どころを簡潔に言うとすれば、それは「海」と「空」です。沖縄ですし、何を今更と思われるかもしれませんが、波照間島を訪れる旅行者の大半がそのどちらかを目的としているのです。

では、まず「海」を見てもらいましょう。

これが、ハテルマブルーと言われる波照間島の「ニシ浜」の景色です。八重山諸島の中でも特に美しいとされるニシ浜、一度目にすればその理由もわかると思います。

ニシは現地の方言で北を意味する言葉。その名前の通り島の北部に位置しているビーチとなります。水の透明度が高いことはもちろんですが、遠浅ビーチのかなり広い部分に珊瑚礁が広がっているため、海のグラデーションがとても印象的な色合いとなっているのが最大の特徴です。

ちなみに、波照間島の名前は「果てのウルマ(珊瑚礁)の島」を語源としていると言われていますが、このニシ浜の景色を見ればその名前の意味を深く実感できるでしょう。

さらにニシ浜は昼はその海の青さを堪能し、日が落ちてくると夕焼けを満喫することもできる場所でもあります。ハテルマブルーの海面が少しずつ赤く染まっていく様子はとてもロマンティックなものです。ビーチでゆっくりと日が沈んでいくのを眺めるだけという時間の使い方もとても贅沢で価値のあるものだと思いますよ。

さて、波照間島の「海」に関してはニシ浜の写真でその魅力を見ていただけたかと思いますが、さらに「空」のことをご紹介します。

ニシ浜で夕焼けを楽しんだ後、そのまま暗くなっていく空を見上げているとあることに気がつくでしょう。

そうです、波照間島の見どころである「空」というのは「星空」のことを指しているのです。波照間島は日本で最も多くの星を見ることができる場所と言われており、日本ではほぼ見ることができない南十字星の全景も観測可能

南十字星は12月〜6月に見えるので、冬は島のベストシーズンでもあるのです。

最南端スポット 高那崎

ニシ浜と星空、それだけでも充分な魅力を感じられる波照間島ですが、せっかく最南端の島まで来たのですから、島の端まで行ってみましょう。南端は高那崎という岬です。

与那国島と同じくこちらにも最南端の石碑があるので記念撮影するのもオススメです。石碑の向こうにも少し歩いていけるようになっていますが、高さ十数メートルの断崖絶壁で下には海からの激しい波が押し寄せている場所なので、足元には充分気をつけましょう。

波照間島は与那国島よりも小さく、見どころが島中に並んでいるような場所ではありませんが、島の魅力の虜になってしまう人がたくさんいる島でもあります。ぜひ一度実際にその魅力を体感してみてください。

与那国・波照間へのアクセス

与那国島へのアクセスには航空便と船便があります。

那覇空港からの航空便は毎日1便あり、所要時間が1時間半ほど。石垣空港からだとほぼ毎日3便運航されていて30分ほどで到着します。

船の場合は石垣島と与那国島をつなぐ「フェリーよなくに」を利用。週に2便しかなく所要時間は4時間と少し長くなります。

予算やスケジュールに適したアクセス方法を選びましょう。

一方、波照間島までのアクセスは船便のみ。石垣島から1時間ほどで到着します。

注意点としては、どちらの島へいく場合でも外洋を通るためかなり揺れる可能性があるということ。酔いやすい方は薬を飲んだり、外を眺められる席を選ぶなど、できるだけ対策をして島へ向かってくださいね。

日本の南国へ!寒い時期は沖縄でのゆったり旅がオススメ

沖縄というと、南の島そして夏の海をイメージする方が多く、旅行シーズンといえば「夏」と思われがちです。
夏休みの時期は特に人気があり、ビーチはもちろん観光スポットの混雑は避けられません。
一方、気温が少し低くなるオフシーズンは、年末年始や学生の春休みをのぞけば、ゆったりと過ごすことができますし、暑さ寒さが苦手な方には過ごしやすい時期。
冬こそのんびりゆっくり滞在できる場所として本当にオススメできる旅先なのです。

冬ならではの魅力を感じる沖縄旅、ぜひ一度味わってみてください。

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