
一般社団法人イクシュンシリ・デザインでは、離島エリアに特化したクラウドファンディングサービス「CAMPFIRE × 離島」にて、離島で部活動をする生徒の悩みである「遠征費の負担」を解決するためのクラウドファンディングプロジェクトをスタートしています。
目次
北海道奥尻高校で、“Tシャツ”で部活動を変えるプロジェクト開始。
北海道の奥尻島は人口約2,800人の離島で、高校は町立1校のみ。生徒会活動や部活動の遠征には本土まで渡る必要がありますが、移動費等に大きな負担がかかり、どの部活動も他校との交流や遠征を増やすことができない悩みを抱えています。
一般社団法人イクシュンシリ・デザインは、「奥尻に住む人々が奥尻島に対して『誇り』と『愛着』を持ってもらうために、そして『奥尻島の未来のため』に何ができるか」を理念に活動。
今回、「自分の学校の課題を何とかしたい!」という生徒からの真剣な相談を受け、生徒たちにとっても起業家マインドを身につけるよい機会となると考え、全面的にサポートし、プロジェクトの実施を決断したそうです。

このプロジェクトでは生徒主導の取り組みとして、生徒自らがクラウドファンディングの仕組みを学び、リターン(支援者への返礼品)となるオリジナルTシャツのデザインなどを担当。
また、「クラウドファンディング講座」として、NPO法人離島経済新聞社が提供するテレビ会議システムを活用した遠隔授業を経て、プロジェクトの公開に至りました。
クラウドファンディングとは
インターネット上で個人や団体、株式会社などがプロジェクトを提案し、不特定多数の方からお金を集める仕組み。2000年代初頭から、欧米を中心に企業・団体・アーティストなどが利用したことで広まり、日本では震災後に活発化。被災地支援や医療問題、製造存続の危機に瀕した製品の継続、海外に渡航し夢を実現したい人に至るまで、あらゆる企画が「共感」によって資金を集め、企画を実現させています。
北海道奥尻高等学校について
北海道奥尻高等学校は、平成28年度より道立から町立に移管。生徒数は約40人。
四方を海に囲まれた環境のなか、島をまるごと学校に見立てた「まなびじま奥尻プロジェクト」などの独自カリキュラムを展開し、島の資源を活かした授業やICTを活用した遠隔個別学習指導など、奥尻島だからこそ得ることができる学びを実施。
平成29年度入学生から、全国募集し、島留学がスタートしました。
奥尻高等学校公式サイトはこちら >> http://www.town.okushiri.lg.jp/highschool/
一般社団法人イクシュンシリ・デザインについて
一般社団法人イクシュンシリ・デザインは、過疎化の進行に危機感が高まるなか、奥尻島のために何ができるか、そしてどうしたら島の子どもたちが島に戻りたい、残りたいと思うかを考え、さまざまなプロジェクトを展開する団体。
イクシュンシリはアイヌ語で「向こうの島」の意味。「奥尻」の語源。
イクシュンシリ・デザイン公式サイトはこちら >> http://www.ikushunshiri-design.jp
「奥尻島のためになにができるか?」3人の高校生が立ち上がる。

今回のプロジェクトでは、「遠征費の課題」を前に「何とかしたい!」と立ち上がった3人の高校生が中心となって活動しています。
奥尻高校2年:舩越未夢さん
「本校最大の課題(遠征費が高すぎて遠征に行けない)を聞いたとき、私は心を動かされました。この課題解決のために自分がどこまで通用するのか、試してみたいです」
奥尻高校2年:邊見歩花さん
「今はまだご支援をお願いする立場ですが、この取り組みでマーケティングの一部を体験し、学校や地域、ひいては大勢の人達に貢献できるようになりたいです」
奥尻高校3年:松前幸歌さん
「本来自費で出品すべき、あるコンテストに学校のはからいで出品させていただいたことがありました。私の取り組みを学校が『素晴らしいことだ』と認めてくれたのです。本当に感動しました。だからこそ、私は学校に恩返しをしたいと思っています」
プロジェクト概要
プロジェクト開始日:2017年11月1日
クラウドファンディング募集期間:2017年12月14日 23:59まで
「離島のハンデをゼロに!」奥尻高校プロジェクト公式サイトはこちら >> https://camp-fire.jp/projects/view/51444
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