
「アートの島」として有名な香川県の直島(なおしま)。実は他にもアートの島があるのをご存知でしたか?その名も豊島(てしま)と犬島(いぬじま)。
今年は3年に1度の瀬戸内国際芸術祭。7月19日の海の日から8月いっぱいは、島の美術館がたくさん開館しています。オフシーズンでは行けない美術館に行くチャンス!!今回は、穴場のアート島・豊島の旅レポをお届けします!
目次
1. 豊島ってどこにあるの?
豊島は、香川県と岡山県のちょうど中間に浮かぶ島。左隣には水玉かぼちゃで有名な直島(なおしま)、右隣にはオリーブで有名な小豆島(しょうどしま)があります。

豊島へ渡るにはフェリーが必須。豊島への行き方は
①岡山ルート
②香川ルート
③その他のアート島からのルート
の3つがあります。
豊島は、どの港からも30分ほどで着くアクセス抜群の島なんです!岡山ルートだと1日9本も船便があり、とても便利です。
詳しくは ” 豊島観光ナビのアクセス ” をご覧ください。
2. 私の豊島旅プラン
豊島も島全体がアート。いくつもの美術館やオブジェがあるので、日帰りでは時間が足りない!なんてことも。私は豊島に1泊して1日ゆっくり楽しみました。
実際に私が行った旅のルートをご紹介します。参考にしてみてくださいね。
1日目:夜の7時に豊島入り、翌日のプラン立て

夜の7時に豊島、家浦(いえうら)港に到着。そこから歩いてたかまつ屋さんへ。チェックインした後はご主人が紹介してくれた近くのごはん屋さん・金栄丸(きよまる)食堂へ。

夜ご飯を食べつつ、その場にいた島民から情報収集。次の日の予定を相談すると255号線をぐるっと一周するルートをオススメしてくれました。
2日目:8:30~17:00 で島内ぐるっとアートめぐり

8時半に宿近くのレンタサイクル屋、NPO豊島PPプロジェクト で電動自転車を借りてアート巡りの旅に出発!
メインの255号線 (地図上の色付きの太い線) を南下してぐるっと周るコースにしました。
もう少し詳細が知りたい方はこちら▽
● 豊島横尾館

入館料:510円
横尾忠則さんワールドが広がる独特の美術館。この美術館で1つのストーリーが展開されます。
● 横尾館近くの雑貨屋さん

ポストカードを購入。お店の人からガイドブックには載っていない横尾忠則さんのプチ情報を教えてもらいました。
255号線沿いには、他にも美術館が。私が行った時は残念ながら閉館でしたが、夏のシーズンには開館するのでぜひ回ってみてください!ワクワクするような外観でした!
● 針工場
入館料:510円
トゲトゲしい雰囲気がもれています。サビ具合が雰囲気抜群!
● 豊島八百万(てしまやおよろず)ラボ
入館料:510円
この鳥居をくぐった先には何があるのか…。異世界が広がっていそうな気がしました。
ちょっとここでひと休み。美味しい湧き水があるということで立ち寄ってみました。
豊島の名前の由来は「豊かな島」。その名の通り、島では米や野菜が作られています。これらの農作物を育むのは、唐櫃(からと)の清水。
澄んでさっぱりとした湧き水で、渇いた喉を潤してくれました。
● 島キッチン

予算:1300円〜2000円ほど

少し早めのランチ。豊島で採れた食材を美味しくいただきました。レストラン内には島ならではの掲示物も。ゆっくり見てみてくださいね。

● 食堂101号室

予算:ランチプレート1000円
島キッチンの近くにある和風のお座敷カフェ。居心地がよく、スムージーを飲みながらまったり。気づくと1時間経っていました!
● 豊島美術館

入館料:1540円
水の玉がぽわんと生まれ、流れてゆく不思議な空間。時間の流れが非日常です。とても音が響く構造になているので、中でのおしゃべりは厳禁!
● イオベッド&ポンズ

入館料:無料
豊島の形をしたボードには、いくつものゴール。バスケットボールもあるので、好きなだけ遊ぶことができます。ルールにとらわれず自由にエンジョイ!
● 心臓音のアーカイブ

入館料:1540円
世界のどこかにいる誰かの心臓音に合わせ、光が輝きます。命の音がアートとなって展示されている美術館。生きた証として自分の心臓音を録音することもできます。(別途料金必要)
● 海のレストラン
予算:ランチ1600円〜1800円、カフェ500円〜
おすすめなのはテラス席!パッと広がる海を眺めながら、甘酸っぱくて可愛いスムージーをいただきました。もちろん店内からも海を眺めることができますよ。
● いちご屋

予算:510円〜600円
昔ながらの風貌で、小さなお店でした。店内には島の子どもたちが書いた新聞や、島の掲示物が。島のいちごをたっぷり使ったクレープやパフェもありました!
1日で回れるコンパクトなアート島、豊島。行きたいところだけしっかり確認しておいて、途中、気になったところに立ち寄ると大満喫できますよ!
実際に巡ったルートマップの詳細が知りたい方はこちら▽
3. 豊島へ行く前に確認してほしい「休島日」
アートの島々には「休島日」という、ほとんどの美術館が閉館している日があります。せっかく行ったのに休島日だった!なんてことにならないために、しっかりチェックしておきましょう。
ちなみに
・直島の休島日→原則 月曜日
・豊島、犬島の休島日→原則 水曜日
しかし、連休中や連休前後は開館が変則的になったり、美術館によっても開館日が異なったりする場合があります。
開館カレンダーをチェックしてから行くようにしましょう!
4. 豊島をより楽しむために
① 夜用のライトは必需品
豊島の夜は真っ暗!街灯が少ないので夜に豊島入りする人、夜出かける時はライトを持参しましょう。スマートフォンのライトが便利なので、充電はしっかりと。
② 島内移動はレンタサイクルがおススメ
車やバイクも借りられますが、天気が良ければ自転車がかなりおすすめ。1日1500円というリーズナブルな値段で電動アシスト自転車が借りられるし、台数もたくさんあります!
今年は3年に1度の瀬戸内国際芸術祭。
夏期の開催時期は、2019年7月19日(金)~8月25日(日)です。たくさんの美術館が開館し、多くの人たちが訪れて賑やかなお祭りになりそう。
みなさんもぜひ、豊島でいろんなアートや出会いを楽しんでくださいね!
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