佐久島(愛知)を日帰り散歩♪ 名物 大アサリ丼、黒壁集落、おひるねハウスなど、グルメにアートに猫探しも満喫!

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佐久島のおひるねハウス

愛知県の知多半島と渥美半島に囲まれた三河湾のほぼ真ん中に位置する佐久島(さくしま)は、アートの島、自然の島、グルメの島として知られる離島です。

愛知県西尾市の一色港から佐久島西港までの距離は10.8km。毎日数本運行している定期船に乗れば、約20分で佐久島に到着します。名古屋からもアクセスしやすく、日帰りで楽しめる近さが魅力です。

佐久島とは

愛知県・佐久島

佐久島は、行政上は愛知県西尾市に属する離島です。同じく三河湾に浮かぶ日間賀島(ひまかじま)や篠島(しのじま)と合わせて、「三河湾三島」または「愛知三島」と呼ばれています。

人口は二百数十人の小さな島で、島民よりも島に暮らす猫のほうが多いほど。173ヘクタールの面積を持つ島の80%以上は里山で、信号機もコンビニエンスストアもありません。

豊かな自然と昔ながらの懐かしい集落の風景が見られる佐久島は、1996年からアートによる島おこしに取り組んでおり、「アートの島」として知られています。

島内一円に展示されたアート作品の数々は、インスタ映えするフォトスポットとしても人気。

四季折々の自然に触れる島散歩やサイクリングを楽しんだり、大アサリ丼やタコしゃぶなどの名物料理を味わったりできるのも佐久島の魅力です。

佐久島へのアクセス

佐久島へのアクセスは、愛知県西尾市にある一色港から佐久島渡船に乗るのが一般的です。1日に7往復する高速船2隻が運行しており、それぞれ定員は110名程度。

一色港周辺には無料駐車場1,000台が完備されており、マイカーの方はそちらを利用できます。公共交通機関を使用の場合は、西尾駅から一色港船のりば前まで運行する名鉄バス(1日4本)が便利。

高速船チケット

渡船料金は、片道が大人(中学生以上)820円 小児(小学生)410円。大人1名につき未就学児1名が無料で乗船できます。

高速船

一色港発、佐久島行きの船は、6:30発、7:40発、9:30発、11:30発、13:40発、15:50発、17:50発の1日7便。事前に時刻を確認し、余裕をもって一色港へ行くことをおすすめします。

一色港から佐久島へは約20分の船旅です。天候と海の状況にもよりますが、それほどは揺れません。

佐久島名物・大アサリ丼を食べる

佐久島名物・大アサリ丼

佐久島には西港と東港の2つの港があり、船は両方に泊まるので、どちらで降りても自由です。今回は正午近くの佐久島到着だったため、周辺に飲食店の多い東港で下船しました。

まずは腹ごしらえを、と最初に向かったのが、元祖大アサリ丼の店「鈴屋」。佐久島東港から歩いてすぐのところにあります。

佐久島名物・大アサリ丼

鈴屋のメニューは、名物大アサリ丼、佐久島で獲れる魚を使ったさしみ定食、煮魚定食、魚フライ定食、海の幸の一品料理など。家族経営の昔ながらの食事処といった雰囲気で、価格も手ごろです。

佐久島名物・大アサリ丼

佐久島に来たら外せないのが名物大アサリ丼(700円)。三河湾で獲れる大アサリ(ウチムラサキ)に衣をつけてフライにし、甘辛いタレで卵とじにしたものです。いわば、カツ丼の大アサリバージョン

佐久島名物・大アサリ丼

1つの貝のフライはこんなに大きく、ボリューム満点。味付けはやや濃いめで、ご飯が進みます。

大アサリ(ウチムラサキ)の旬は4月から9月とのことですが、3月末~4月にかけては通常のアサリもたくさん採れるとのこと。今回は旨みたっぷりのアサリの酒蒸し(600円)をいただきました。

さしみ定食(1,200円)の内容は時期によって異なるようですが、この日は佐久島周辺で獲れたというカレイとアイナメのお刺身。小鉢にも牡蠣やタコが使われており、海の幸をたっぷり堪能できました。

店名:鈴屋
場所:佐久島東港からすぐ
電話:0563-79-1044

佐久島を散策してアート作品を見る

佐久島のイーストハウス

お腹がいっぱいになったあとは、佐久島を散策してアート作品を見物しましょう。こちらは東港近くにある東屋(あずまや)「イーストハウス」。建築家・南川祐輝さんの設計です。

ふたつの東屋が全長60メートルのベンチで結ばれており、海を眺めて座ることができます。

佐久島のイーストハウス

階段を上がって天井に座ったり、中に座ったり。真正面から撮影するとアートな写真が撮れますよ。

向かって左側にあるハウスは、中の仕切りが右側のハウスとは違っていました。

佐久島の東港から西港までは約2km、のんびり歩いて約30分の距離。

途中には、島の子どもたちが大切に育てた花が咲きそろう「フラワーロード」があります。

やぎのノンとビリーの小屋は、その名も「ノンとビリーだ」というのぞき箱作品。

佐久島クラインガルテン

佐久島クラインガルテン前のミニ公園、「クラインガルデン ウェルカムスペース」。モザイクタイルの山型看板や日時計が小径沿いに設置されています。

クラインガルデンとはドイツ語で「小さな庭」の意味ですが、日本では宿泊滞在型農業体験施設として親しまれています。佐久島クラインガルデンは、離島では日本初の施設。

案内板に従って西地区を歩いていくと、佐久島のアート作品としてもっとも有名な「おひるねハウス」のある石垣(しがけ) 海岸に出ます。白くて可愛らしい浜大根の花が咲く春は、特にすてきな景色。

佐久島のおひるねハウス

おひるねハウスは、イーストハウスと同じく、南川祐輝さんの設計。この作品は、人と自然の対話をテーマに、ゆったりとした佐久島での過ごし方について、作者が提案したものとのこと。

作品の黒い色は、黒壁集落(後述)がモチーフ。2010年に公開された劇場版『名探偵コナン 天空の難破船』にも登場し、コナン君と怪盗キッドがおひるねハウスに遊びにきたそうですよ。

佐久島のおひるねハウスは、インスタスポットとしても人気です。おひるねハウスに寝転がって、記念写真を撮影したら、ハッシュタグつきでインスタ投稿してみてはいかが?

佐久島の黒壁集落で猫探し

佐久島には「黒壁集落」と呼ばれるエリアがあります。潮風から建物を守るためにコールタールを塗られた黒壁の家並みは、古くてどこか懐かしい雰囲気。細く曲がりくねった路地も風情があります。

「佐久島空家計画/大葉邸」は、築100年の古民家をまるごとアート作品化したもの。入館は無料ですが、黒壁集落にある島おこしの拠点「弁天サロン」にて見学申し込みが必要です。(見学は16時まで)

古民家好きな方は、時間があれば立ち寄ってみては。

冒頭で、佐久島は島民よりも猫のほうが多いと書きましたが、ここ黒壁集落でも日向ぼっこやお昼寝をしている猫たちに出会えます。猫好きな方は、猫を探しながら島散歩を楽しむのもおすすめ。

先ほど触れた弁天サロンは、佐久島散歩の合間に気軽に立ち寄れる文化交流施設です。セルフサービスのお茶を飲んだり、アート作品の展示や島に関する資料を見たりすることができます。トイレも利用可能。

(弁天サロンは9時~17時開館、月曜休館)

弁天サロンの前にある「三地蔵」。半魚人のような姿をしたお地蔵さんです。

黒壁集落を抜けて、西港渡船場の少し先にあるのが、波ヶ先のタイル貼りの小さな灯台「波ケ埼灯台」です。

上ることはできませんが、景色がよいので帰りの船まで時間があれば足を運んでみるとよいでしょう。

今回は約3時間の佐久島滞在でしたが、東港から西港(あるいは西港から東港)へ海沿いの道を散策しながら、いくつかのアート作品や見どころをまわり、島グルメを楽しむのには十分でした。

もっと時間があれば、レンタサイクルを借りて、佐久島アート・ピクニック(島内に点在する常設展示作品をめぐるスタンプラリー)をしてみるのも楽しそうです。

スタンプラリーシートは東西渡船場・弁天サロンで無料配布しています。東西渡船場のどちらからスタートしてもOKで、佐久島アート・ピクニックの所要時間は半日程度とのこと。

西港渡船場の近くにある「佐久島歓迎地福開円満」は、アートと顔出しのコラボレーション。1~3人まで人数に合わせて顔を出したり閉じたりできます。縁起物の鯛を抱えて記念撮影はいかが?

短い時間でしたが、十分に佐久島散歩を満喫し、帰りは西港から一色港への船に乗りました。

名古屋エリアから気軽に日帰りできる離島、佐久島。アート好きな方、自然好きな方、大アサリ丼などの島グルメを味わいたい方、機会があれば足を運んでみてくださいね。

参考:佐久島公式ホームページ

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