小豆島「エンジェルロード」にライバル現る!?ロマンチックスポット2つを比べてみた

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ロマンチックな道、というとどんな道を想像しますか?桜並木などの花で彩られた道やクリスマスシーズンのイルミネーション、ドイツのロマンチック街道などを思い浮かべる人も多いかもしれません。

が、今回ご紹介するのはある時間帯にしか通ることができない道。香川県の小豆島にはそんな道がなんと2つもあるのです。一つは小豆島で大人気の観光スポットである「エンジェルロード(天使の散歩道)」、もう一つは近年少しずつその名前が知られるようになってきた「希望の道」。

どちらも見ごたえのあるスポットなので、小豆島訪問の際はぜひ2つとも訪れてその違いを見比べてみてください。

小豆島の大人気スポット、エンジェルロード

まず一つ目のスポットをご紹介します。といっても、こちらはかなり有名な場所であるため小豆島に一度でも行ったことがある方はすでにご存知だと思います。

その名前は「エンジェルロード」。「天使の散歩道」とも呼ばれるこの道は時間帯によっては消えてしまう…そんなロマンチックさから恋人の聖地に認定されていて、「大切な人と手を繋いで渡ると幸せになれる」とも言われています。

一日のうちに渡れる時間は限られているので、ここをどうしても歩きたい!という場合には事前に道がある時間をチェックしてから訪れるようにしましょうね。(小豆島観光ガイドに載っている潮見表で確認できます)

この写真はかなり道が広い時間帯に撮影したもの。普通に島まで道が続いているので、この道がなくなると言われてもピンとこないと思います。

しかし、時間が経つと…

このような状態に。3時間ほどで景色が一変してしまっています。こうして比較して見てみると違いがはっきりわかりますね。

エンジェルロードを渡って島へ

道がある時間帯にこの場所を訪れたなら、とりあえず向こうに見えている島へ渡ってみましょう。実はエンジェルロードの先にある島は一つだけではありません。奥にさらに2つの島があり、手前から中余島・小余島・大余島といい、エンジェルロードの入り口となる弁天島と合わせた総称として「余島(よしま)」と呼ばれることもあります。

エンジェルロードを訪れる人は中余島に渡るだけで満足して帰ってしまうことが多いようですが、少し奥へ進むだけで景色が変わってくるので、時間に余裕があれば行ってみてはいかがでしょうか。ただ、時間が経つと帰り道が無くなってしまうのでその点には充分ご注意くださいね。

この写真は中余島の向こうの小余島のもの。中余島とは少し違い、海からの侵食を受け荒々しくなっている様子がわかると思います。

さらに奥に進むと大余島が見えてきますが、この島は現在YMCAの専用キャンプ場となっているので、基本的に立ち入りは禁止。美しい景色ですが、遠くから眺めるだけにしておきましょう。

展望台からエンジェルロードを見てみよう

そんなエンジェルロードを高台から眺めるために、弁天島には展望台まで用意されています。エンジェルロードを上から見るのに最適な場所となっているので、ぜひこちらも上ってみてください。

島へと続く美しい一本の道、その全景を眺めることができます。遠景には高松の屋島の姿も。豊かな小豆島周辺の自然をかなり広い範囲で見渡すことができるとても気持ちのいい場所です。

さらに恋人の聖地には必須アイテムである鐘もここに置かれているので、カップルはここで鐘を鳴らして縁結びパワーを授かりましょう。

さて、ここまでご紹介してきたエンジェルロードですが、その見頃となる時間があるのをご存知でしょうか?それは実は、道が細くなっている時間帯。つまり道が現れ始める時と無くなってしまう直前、その2つの時間帯が最もエンジェルロードが美しく見えるタイミングと言われているのです。

これは道が途切れてしまう数分前に撮ったもの。この今にも消えてしまいそうな儚さが旅情を誘い、この場所を人気の観光地たらしめているわけです。

この後は少しずつ道が消え始め、島へと渡る人はいなくなります。

少しずつ変化していく景色を展望台から眺めるというのもエンジェルロードの楽しみ方の一つ。道が現れる、あるいは無くなるタイミングに訪れたなら展望台でじっくり時の流れを感じてみてくださいね。

<エンジェルロードの基本情報>
住所:香川県小豆郡土庄町銀波浦
駐車場:有り(無料)
アクセス:土庄港より車で約5分、土庄港より路線バスで約10分(「西浦線」国際ホテル(エンジェルロード前)下車)、土庄町役場より徒歩約15分

「トンボロ現象」によって現れる道

この本来海である場所が道になるという現象、あまり知られていないかもしれませんが「トンボロ現象」という名前がついています。すでに写真を見てお分かりかと思いますが、この道は潮の満ち引きによって現れたり消えたりを繰り返しています。

季節や日付によって道の幅や現れる時間帯は変わりますが、エンジェルロードの場合は一日に2回、干潮の前後数時間は道ができて島へと渡ることができます。

このトンボロ現象というのはかなり珍しいもので、見ることができる場所は日本国内でも10ヶ所ほどしかありません。小豆島のエンジェルロードはその中でも有名なもので、他には伊豆の三四郎島鹿児島の知林ヶ島などがよく知られています。海外で言えば最も有名なのは、フランスのモン・サン・ミッシェルですね。

その希少さを知っていればエンジェルロードが小豆島の人気スポットというのも頷けます。

…が、実は小豆島でトンボロ現象を見ることができるのはエンジェルロードだけではないのです。それが島の東部に位置している「希望の道」です。

小豆島の新名所?希望の道へgo!

希望の道は小豆島の東部に浮かぶ小さな島、城ヶ島へ続く道。小豆島のほぼ東端にある展望台「南風台」から下って行くことができます。

展望台から5分ほど歩くと見えてくるのが、

この景色。エンジェルロードにとても似ていますよね。ここが小豆島でトンボロ現象を見られるもう一つのスポットです。つまりここの道も潮の満ち引きによって現れるということ。ただ、エンジェルロードよりも道が現れにくく、季節や潮によって干潮の時間帯になっても完全な道ができないということもあるのでご注意ください。

筆者が訪れた際も完全に道ができたわけではありませんでしたが、水深10cm程の深さになっていたので、島に渡ることはできました。

この写真を一枚見てもらえればすぐにわかると思いますが、希望の道はエンジェルロードに比べてまだ知名度が低く、あまり人がいません。なかなか見ることができない現象、といっても人で混雑するところはできるだけ避けたい、景色をみてゆったりと過ごしたい、という方には希望の道の方がオススメなのです。

さらに希望の道が素晴らしいのは周辺の水の透明度がとても高いという点。透き通った水と島の風景はとても美しく被写体としても最高です。

希望の道は以前から知る人ぞ知るスポットではありましたが、駐車場から海まで下るための道がきちんと整備されていなかったこともあり、一般的にはほとんど知られていませんでした。しかしながら、この美しく珍しい自然を多くの人に知ってもらいたいと、道が整備されて看板などもたてられたのです。

そのため現在では、傾斜はそこそこキツイ箇所もありますが、スニーカーやサンダルでも簡単に希望の道まで行くことができるようになりました。エンジェルロードに負けないくらいの魅力を持っている場所なので、人気が出るのも時間の問題かもしれません。あまり知られていない今のうちに貸し切り気分を味わってみてください。

なお、南風台はかなり見晴らしが良く、天気が良ければ淡路島と徳島とをつなぐ大鳴門橋まで見ることもできるので、ドライブの途中に立ち寄るスポットとしてもオススメです。

<希望の道の基本情報>
住所:香川県小豆郡小豆島町橘乙57
駐車場:有り(無料)
アクセス:福田港・坂手港・草壁港より車で約15分

エンジェルロードと希望の道、あなたの好みはどっち?

日本国内でも限られた場所でしか見ることができないトンボロ現象、その2つが同じ島で見られるなんてとてもお得ですよね。

エンジェルロードはすでに小豆島の人気観光スポットとして知られていますが、希望の道はまだまだ有名とは言い難いです。しかしながら、水の透明度で言えばエンジェルロードを凌ぐ美しさを持っているのが希望の道です。

ぜひ小豆島でロマンチックな道比べをしてみてくださいね。

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