
小豆島・肥土山(ひとやま)地区にある農村歌舞伎舞台にて、音楽と食のイベント「風が吹いてきたよ 小豆島・肥土山音楽祭2017」を2017年10月22日(日)に開催いたします。
小豆島とは
瀬戸内地域の温暖な気候に加え、瀬戸内海で一番高い山・星ヶ城山を有し、そこからは多くの島々が望める風光明媚な自然環境です。年間100万人を超える国内有数の離島観光地でありつつも、オリーブ、醤油、佃煮、素麺、ごま油等の産業が多様で豊かなこともあり、人口の1%に近い年間300人弱が島に移住し、離島での新しい生活をはじめています。
「ふるさとだから大切にしたい」と思う地元やUターンの方もいれば、「ふるさとじゃないけど、大事な場所」だと思い、島の魅力を発信し続けている方もいます。共通するのは、島の先人が大事にしてきた産業や文化を将来にわたり、守っていきたいということ。
農村歌舞伎舞台とは
かつて島内に30以上(仮設舞台を含めると、140以上!)もの歌舞伎舞台がひしめく芸能の島でした。江戸時代には、島内に役者が溢れ、想像もできないぐらい賑わっていたのではないかと思います。数多くあった農村歌舞伎舞台も、現存するのはここ肥土山と、隣の中山地区の2箇所のみ。かつての島の賑わいを思い起こさせる農村歌舞伎は、今でもそれぞれの舞台で年に1回開かれ、地域の方々の手によって、300年以上伝承されています。
「風が吹いてきたよ」とは
小豆島で受け継がれた文化を象徴する舞台と周辺エリアを活用し、肥土山地域の方々、そして島民の有志が中心になって創りあげる新しいお祭りです。肥土山には、豊かな自然と田畑があり、人々の心に響く「何か」があります。都市部では感じることができない、自然の中で感じる瑞々しい感覚。小豆島の人々と自然が生み出すローカルビビッドを感じてもらい、小豆島だけではなく日本の地方の素晴らしさを知るきっかけになってもらうという思いが込められています。
豊かな環境で音楽を聴きながら、大切な人とゆっくり時間を過ごしていただけたら
そして、いつもの生活の中で新しい風が吹くことを願っています。
公式サイトURL:http://www.kazefuki.com
開催概要
日時 2017年10月22日(日) 開場9:30 開演10:30 終演16:30(予定)
会場 小豆島・肥土山農村歌舞伎舞台(国指定有形民俗文化財)
※雨天決行・荒天中止/雨天の場合は最寄り施設に変更の場合有
チケット販売 前売・当日 5,500円 / 小豆島・豊島 島民チケット 3,000円
※高校生以下無料(小学生以下は保護者要同伴)
※予定枚数に達した場合は当日券の販売無
※島内チケットは購入時ならびに入場時に在住している証明書類等要提示。前売りチケット販売は島内店舗での販売のみ。
※主催者による中止の場合以外の払い戻しは致しません
チケット購入方法
①WEB サイト<http://www.kazefuki.com/>より購入ページへ
②メールオーダー<ticket@kazefuki.com>へ
氏名、ご住所、TEL、チケット種別、枚数をお書きの上メール送付
③チケット取扱店舗
小豆島/土庄町 土庄町立中央公民館、土庄町総合会館(フレトピアホール)、エスポアおおもり、MeiPAM(島モノ家)、pensee、Blue Beat Bland cafe、HOMEMAKERS、ミナウタリ
小豆島/小豆島町 うすけはれ、UCHINKU、うみねこかしや、カレープラージュ、珈琲とブーケ、瀬戸よ志、タコのまくら、Today Is The Day、NPO法人Totie、ポンカフェ
豊島 海のレストラン、豊島ゲストハウスmamma
直島 アカイトコーヒー、直島カフェ コンニチハ、向島集会所
高松 Kinco.、Cafe&Live Space SPEAK LOW、BOOK MARUTE
男木島 ダモンテ商会
出演アーティスト

高木正勝/音楽家・映像作家
京都出身、現在兵庫県山深い谷間にて生活する。長く親しんでいるピアノを用いた音楽、世界を旅しながら撮影した“動く絵画”と評される映像、両方を手掛けるアーティスト。2009年Newsweek日本版で、「世界が尊敬する日本人100人」の1人に選ばれるなど世界的に注目を集める。
細田守監督の映画「おおかみこどもの雨と雪」「バケモノの子」、スタジオジブリを描いた「夢と狂気の王国」の音楽を手掛ける。2016年3月に『山咲み(DVD+2CD)』と、2010年のピアノソロツアーを収めたアルバム『YMENE』を同時リリース。
http://www.takagimasakatsu.com/
渡辺 亮/パーカッショニスト
音楽に色彩と空間を与えるパーカショニストとして、EPO、ショーロ・クラブなど、数多くのアーティストと共演、レコーディングに参加。
青山こどもの城の講師を経て、鼓童アースセレブレーション、いわき芸術交流館アリオスなど、全国でパーカッションのワークショップを行っている。
ソロ・アルバムに「ウォレス・ライン」「モルフォ」。著書に「レッツ・プレイ・サンバ」(音楽之友社)。自己の活動として「妖精・妖怪譚」「美術と音楽」がある。
武蔵野美術大学卒業、東京学芸大学非常勤講師
伊藤君子
香川県小豆島生まれ。
これまで17枚のアルバムを発売、数々の受賞歴に輝く日本を代表するジャズ・シンガー。活動の場は日本にとどまらず海外にも及ぶ。1989年にはソニー・ミュージックから発売されたアルバムがアメリカの「ラジオ&レコード誌」で16位にチャートインするという日本人初の快挙を成し遂げている。1997年には小曽根真とのデュオでスイス・モントルーの「モントルー・ジャズ・フェスティバル」に出演(ライヴ録音盤が発売中)、2010年には、パリ、ローマ、セネガルで公演、その他にもヨーロッパ、アジア諸国で公演を行っている。
最新アルバムは2017年5月に日本コロムビアより発売された「Kimiko Itoh sings HIBARI~伊藤君子、ひばりを歌う」。
切腹ピストルズ (from ART SETOUCHI 2017)
「日本を江戸にせよ!」を合言葉に、野良着で暮らしながら、和楽器による演奏を全国各地で繰り広げる。西暦1999年大晦日に東京で始動、現在日本各地に隊員10名程度で編成。和太鼓の演奏、WEB上での音楽配信、寺子屋の実施、落語の会の主催などをしている。瀬戸内国際芸術祭2016参加。
撮影:宮脇慎太郎
アラゲホンジ
2007年、秋田県湯沢市出身のソングライター 齋藤真文を中心に結成。東北地方をはじめ日本各地の民謡や伝統リズムと、汎ブラック・ミュージックの融合を柱に置き、「秋田音頭」「相馬盆唄」「リンゴ追分」などのカバー曲にも独自のアップデートを加えて提示する。
2010 年には “FUJI ROCK FESTIVAL ROOKIE A GO-GO” に出演し、以降 “SUKIYAKI MEETS THE WORLD” “橋の下世界音楽祭” など、全国各地の音楽フェスに参加。2013 年の2nd アルバム「たからかぜ」発売時には、新聞・雑誌・ラジオなど多くのメディアから注目された。
2016年9月7日、3rdアルバム「はなつおと」をリリース。さらなる洗練と進化を遂げたサウンドが話題を呼んでいる。
公式HP aragehonzi.com
Twitter twitter.com/aragehonzi_info
Facebook facebook.com/aragehonzi
カルマン
誰もがその音色の虜になってしまう中世ヨーロッパの楽器ハンマーダルシマー、モンゴルの大草原に一瞬で誘われるような馬頭琴と喉歌ホーミーの響き、そしてアイルランドの太鼓バウロン。モンゴルやアイルランドの伝統音楽をベースに新たなアイデアや実験を加え個性的かつ普遍的音楽を目指す。最新作は、2016年6月に小豆島に滞在し、島の各所でフィールドレコーディングを行った「小豆島から」。
http://hamautaproject.wixsite.com/karman
梵音遊行(高野山金剛流御詠歌)
宗教音楽のひとつである高野山金剛流御詠歌。そして、その詠歌道を志す全国の真言宗僧侶で構成されているのが「高野山金剛流合唱団」である。「梵音遊行」とはその中でも四国の団員のみで構成されたユニット。今回は、島の御詠歌メンバーとの特別公演。
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