
日本人に人気の海外旅行先、台湾。
台湾は九州ほどの大きさの島ですが、7つの離島があります。
そのうちのひとつ、澎湖。
中国語読みで「ポンフー(pénghú)」。
可愛い名前ですね!
日本語では「ホウコ」と読みます。
澎湖県にある大小90の島からなる澎湖群島。
台湾本島から見て中国側にあります。
一番大きな島が澎湖島です。
美しい海のほかにも見どころが多いので、他の離島に比べてリゾート感が強い印象。
そこで「台湾のハワイ」と言われるのでしょう。
日本からの旅行でも現地で1泊すれば十分楽しめるので、台北の観光スポットをひと通り見終えたリピーターさんは行ってみると良いと思います。
さて、澎湖へ行ったらサボテン(中国語では『仙人掌』→仙人の手のひらのように見えるから)をチェック。
”澎湖=サボテン”と言えるくらいですよ。
それも見るのではなくて、食すのです!
澎湖の海岸ぞいにはサボテンが多く自生しています。
海賊が侵入してくるのを防ぐためだったのだそう。
そのサボテンは私たちがよく知っている観賞用のサボテンとは違って、こちらではその果肉を果物として皮をむいて果肉を食べるのです。
実際に行かないと食べられないチャーハンやアイスクリームはなかなかご縁がありませんが、お土産にサボテンケーキをいただいたのでご紹介しましょう。
意外な色のサボテンのケーキ
サボテンと言えば砂漠に生える緑の植物のイメージ。
当然果肉も緑だと思いますよね。
ステーキで食べるサボテンも緑色です。
こちらのサボテンは色が違います。
ちょっとびっくりな色です。
見てみますか?
これがチャーハン。
果物として食べられているサボテンでチャーハンというのもおかしな話。
そのうえ、ごはんがこの色になっているとかなり抵抗がありますよね。
そして、アイスクリーム。
チャーハン同様、濃いピンクというか、鮮やかな赤紫色。
お土産にはサボテンケーキ(仙人掌酥)があります。
澎湖の名産品を扱う媽宮食品の『仙人掌酥(Cacts Cake)』です。
サボテンケーキは澎湖の定番品なので多くのお店のものが売られています。
見た目は台湾みやげで有名なパイナップルケーキ(鳳梨酥)と同じ感じ。
中の餡がサボテンの餡なのです。
台湾みやげでポピュラーなパイナップルケーキの餡がサボテン餡になったものです。
チャーハンやアイスクリームと同じ、濃いピンクなので、普通のサボテンをイメージしていると驚くでしょう。
仙人掌酥を食べてみましょう
色を見て何に似ていると思いますか?
サボテンとは似ていませんが、クランベリーのように見えませんか?
不思議なことにクランベリー(フランボワーズ)のような甘酸っぱさが少しあります。
この甘酸っぱさと甘い生地を一緒に食べると、さっぱりめの中国茶ととても合う感じ。
しっかりと練られている感じのものではなくて、ざっくりと繊維が残っている餡で、食べごたえもあります。
ひと口大のサイズですが、このまま口に入れると口の中でパフパフ、フガフガしてしまうので、私は4分の1に切って、上品なひと口サイズにしてお茶と交互にいただいて味わいますよ。
台湾でポピュラーなケーキで澎湖名産のサボテンを体験できるので、お勧めのお土産です。
媽宮食品(MaGung-Food) – 首頁
澎湖島|Wikipedia
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